らくだはお気楽
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086:魅 より

魅の文字が「鬼」を潜めているからは「魅力」の源(もと)は異界にありや
西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳) 

 なるほど、そういう考え方もあるか。
 
   

   み【魅】  [常用漢字] [音]ミ(呉)
   1 化け物。妖精。もののけ。「鬼魅・魔魅・魑魅魍魎 (ちみもうりょう) 」
   2 心をひきつけて迷わす。「魅了・魅力・魅惑」


 辞書によると魅がすでにもののけを表すらしく、ということは魅力とはもののけの力ということになる。
 「異界にありや」なしやは分からないが、ただの人間の力ではない、抗い難い力ということかもしれない。魅惑となるともう、「たぶらかす」のだから間違いなく人外。

 探してみると鬼が入っている漢字で鬼以外の意味の漢字もあるが(魏とか塊とか槐とか)、字面がすでに異界っぽいよね(え^^; ということはやっぱり、鬼が使われる何らかの理由があったんだろう。
 そういう「魅」をわざわざ使う「魅力」という言葉、やっぱり人外っぽい。
 
 ぼんくらなワタシメには勉強になりました^^;

2015/06/28  | trackback(0) | comment(0)


085:遥 より

遥か彼方よりも目先のしあわせのためにレンジに入れる肉まん
青山みのり (わざとじゃないもん!) 

 そりゃそうだ。
 主体の周りに「遙か彼方」のしあわせのために食べない人がいるんだろうか?宗教的理由とか?

 「目先のしあわせ」、いいじゃないですか。「遙か彼方」も今の地平線上にあることだし。今をおろそかにすると違う道に入り込んじゃうかもしれない。
 ともかく、お腹が空いたらちゃんと食べましょう。

 ……あ!
 「遙か彼方」ってのは夕食とかのちゃんとした食事時間のことで、我慢できないから間食ってことか?……うーむ、そうなると、場合によっては止めたほうが……^^;
 ま、いっか。「目先のしあわせ」、いいじゃないの。後で後悔すると分かっていても手が出るならそれはそれ。
 
 あー肉まん食べたくなった。

2015/06/28  | trackback(0) | comment(0)


084:皇 より

妻夫木というよりちょっと垢抜けた中大兄皇子に似てる
泳二 (とりあえずのぶろぐ) 

 見たことあるんかい!
 誰も知らんがな、と思いつつググってみると、結構画像が出てくる^^;
 

中大兄皇子 画像


 おっさんになった天智天皇の肖像は措いといても、漫画もあるようで、数が多くて驚いた^^;
 この中で、ダサい妻夫木みたいのを探して下さい。(おぃ^^;

 というイマドキなことするのは野暮なのねん。
 歴史の教科書かなんかで肖像画あったっけ?程度の記憶、もしくはまったくなし、という状況だからこそ、この歌は面白い。
 妻夫木(聡でしょうね^^;)に似てるなんて言うと女子方面に睨まれるところ、よりにもよってなんで中大兄皇子?しかも「ちょっと垢抜けた」て^^;この主観と独善。
 いいわ~。
 固有名詞、とくに微妙な人名(おぃ^^;)の「垢抜けた」使い方のお手本と思うです。

2015/06/28  | trackback(0) | comment(0)


083:射 より

縁日の射的の的に校長のフィギュアを置いたやつ前に出ろ
泳二 (とりあえずのぶろぐ) 

 あっはっは!
 朝礼の教頭先生かしらん^^;
 あるいはバレバレのホームルームかしらん?

 「校長のフィギュア」なんて売っていないから手作りでしょう、ご苦労さん。
 で、射的なんだから当たらないと意味が無い。犯人(^^;)は当てる自信があって置いたのか。誰かに当てさせるべくこっそり置いたのか。
 だけど校長のフィギュア^^;当てて落とせば貰えるとしても、いらんがな!
 ということで、バレてるってことは縁日当日、誰も落とさず残ってたんでしょう。そして笑いものに……^^;
 あ、文化祭の出し物って線もあるか。

 ……うーむ、でも校長、これ嫌われてないっすよ、大丈夫。
 ナメられてるけど^^;(おぃ

2015/06/28  | trackback(0) | comment(0)


082:チェック より

夜遅きチェックインして大窓にエゴンシーレのやうに収まる
RIN (Fragmentary-rindays) 

 美術に疎いのでググらないと分からないのが情けない^^;

 エゴン・シーレ/画像

 「エゴン・シーレのやうに」がどの絵なのか、やっぱり分からないけども、検索結果にかなりな数の裸体画が並ぶので、最初は艶っぽい関係でありエロス濃厚な時間なのかなと思った。「夜遅きチェックイン」からもそっち方面を連想するし。

 だがしかし!主体は一人でチェックインしたのかもしれない。
 (その場合、例えばこの絵とか。 
 そう考えると「大窓に収まる」というのが孤独な心理の表れのようにも思えてくる。

 どっちも的外れかも……^^;

2015/06/21  | trackback(0) | comment(0)


081:網 より

肩に負いし網の重さよ川風に頬なぶられて描く半円
東馬 想 (twelve I want you) (現在 thirteen party) 

 渋くかっこいい。
 こういう感じかな―と思い描く画像をネットで探したら四万十川の写真が見つかった。
 プロの写真の様でこちらも渋くカッコイイ。

 自然風土 高知の魅力満載!フォトストーリー より


 以前、テレビ番組でタレントが挑戦するのを見たことがあるが、とてもとてもシロウトがすぐに出来ることじゃない。まさしく「網の重さよ」であり、「半円」など全然描かないで目の前にボチャンと落ちるのが関の山。

 何事もプロはスゴイ!のである。
 そしてそういうプロのスゴイ技は美しい!のである。

 「半円」はもしかしたらプロじゃない方、かと迷ったが、とりあえずプロの景として読んだ。

2015/06/21  | trackback(0) | comment(2)


080:議 より

もう寝なよ議事録5ページ目からはたたみいわしでかまわないから
西村湯呑 (あるあるのうた B面) 

 いやいやいや!ダメでしょ^^;
 つか、たたみいわしをこう使うか!!という^^; もうそれだけで降参。
 
 この突拍子もないたたみいわしには、どうせ誰も見やしない、という皮肉が込められているものと思われる。
 難点は……常温だと保存に限界が……(マジメに受けてどうする^^;

 あと、音数としては合ってるけど、読み下すときの語呂的には「7ページ」とか二音使う数の方が収まりがいいと思う。

2015/06/11  | trackback(0) | comment(0)


079:絶対 より

あれ何処にいつたでせうか絶対に開けてはならぬ箱でしたけど
有櫛由之 (有櫛水母) 

 やだーおっかない、剥がしちゃまずいお札が貼ってあったりしなかった?
 旧仮名表記だからというのもあるが、「あれ何処にいつたでせうか」という出だしで既に妖しい雰囲気。「絶対に開けてはならぬ箱」なんてもう、魔を封じてあるに決まってるでしょう^^;
 なんちゃって。

 おどろ関連じゃなきゃ、不倫か?(下世話でスミマセン^^;
 まぁ、中身の問題よりも、この主体のとぼけぶりが肝でござる。
 物語にするなら、聞いている相手が箱の在り処を知っているのを知っていて、開けるよう仕向けている、とか。

 おどろでなくても、悪魔のささやきに違いない。人間が一番怖いのだ。
 なんちゃって。

2015/06/11  | trackback(0) | comment(0)


078:棚 より

神棚に榊をのせて一日の無事を祈るも人事の仕事
ゆき (ひたふる君を) 

 いい会社と思うです。(除ヤー様^^;
 変に宗教っぽいのは困るが、ごく普通に「一日の無事を祈る」なら、まさに神棚の存在意義そのもの。
 今どきは神棚どころか仏壇もない暮らしの方が多いと思うから、神棚のある会社に入ってくる新入社員なんかは初めて見るかもしれない。

 主体は、人事でこの仕事を担当して大分経つのだろう。あるいは新人に、なんでこんなことするんですか?みたいな質問をされたかもしれない。難しい理屈でなく、日本には八百万神という考え方があるし、無心にお祈りすることを形に表すとこうなる、みたいなものかも。神道の形式美って小さな神棚でも荘厳さを感じるし。

 ともあれ、今日も一日無事でありますように。

2015/06/11  | trackback(0) | comment(0)


077:聡 より

 今回はコラボ。

言葉には暗に性差がつきまとい聡明なのはいつでも女性
五十嵐きよみ (111.31KV620日記)  

眼に耳に直観に聡くうまれつくおんなを摩耗させて平穏
ワンコ山田 (歩道を走る自転車のこども) 

 これまで「聡明」と「女」を関連づけて考えたことなかった。なんとなく、「聡明な」とくると「お子さん」と続くことが多いような……?対成人男性の場合は、他の単語でもっとふさわしいのがあるのかも知れない。
 ただ、「暗に性差がつきまと」うとなると、そう単純じゃなくて、「聡明」と形容される場合、表向き褒めているが……という裏の意味合いがありそう。そしてそれは「女性」ならでは、そういう含みに感じられる。

 で、ワンコさんの歌はずばり女性は「聡くうまれつく」という。なるほど、「耳聡い」「目聡い」というのも、如何にも女性の特性っぽいし、それらがまた、悪い意味でよく使われるんだわ^^;
 「平穏」のために「おんなを摩耗させ」る必要がある、というのもなかなか楽じゃない。まぁ、分かっていても三猿できるのが女なのかもしれないけど。
 
 いやー、聡明って美しいステキな言葉だと思うけどなぁ……
 とはいえ、実生活の会話で滅多に口にしない単語でもある。(ワタシの場合でござる^^;
 ……あ、そういうなんか上流ぽいイメージが女性的なのかしらん。

2015/05/31  | trackback(0) | comment(0)


076:ほのか より

もう一度海が見たいと言う海老がほのかにあかく染まりはじめる
じゃこ (めくるめく) 

 釜茹での刑ですな^^;
 ストアに並んでいるような死んでる海老じゃなく、ピチピチはねている海老。「もう一度海が見たい」と本当に言ったかどうかはともかく、この詠いぶりの容赦なさが好き。
 「ほのかに」赤いのははじめだけだもんね^^;

 美味しくいただいてあげませう。

2015/05/31  | trackback(0) | comment(0)


075:盆 より

「盆暮れは帰る」と嘘を吐くはがき50円ではもう運べない
はぜ子 (ワナビーポエマー.) 

 52円になってだいぶ経つけど、買い置きの古いはがきがあったんだろう。
 嘘でも帰るとはがきを書くだけ、まだ情があるというべきか。
 出す段になって値上がりしたことを思い出して、さてこのはがき、出したのか出さなかったのか。

 「運べない」と詠んでいるところが郵便屋さん側の心理のようにも思えて、「50円ではもう運べない」のは増税のせいなんだけど、今までは温情で配達していたが「嘘を吐くはがき」はもう運ばない、と拒否されているようにも感じられる。

 親不孝の身にはぐさぐさ突き刺さるでござる^^;

2015/05/31  | trackback(0) | comment(2)


074:焼 より

鯛焼きの尻尾まで餡が入ってるようなあなたの思いが重い
ひじり純子 (純情短歌) 

 この歌を読んで、以前句会で俳句の先輩が、たい焼きの餡はしっぽまで入っていてはいけないと言い、どうして?と聞いたことを思い出した。先輩いわく、餡の入っていないしっぽはいわゆる口休めなのだそうだ。貧乏性(ワタシのことです^^;)はあんこたっぷりの方がお得!と思っていたが、あらためて考えてみると、あんぱんもあんこ過剰では美味しくないなぁと、何となく納得した。

 で、この歌。
 「鯛焼きの尻尾まで餡が入っているような」のは、親切でもなんでもなくてありがた迷惑であり、「あなた」にすれば善意もしくは愛なんだろうが、主体には「重い」。
 男女の関係かもしれないが、「重い」という言い方が、女友達のベタベタ感にも思える。

 ただ、こういう喩えを持ち出すということは、嫌悪とか憎悪まではいってない気がする。
 しっぽは餡なし、ぐらいさばけてくれればなぁ、というため息、といったところか。
 ま、下世話に言えば、「あんたひつこい!」っつーことよね。(身も蓋もない^^;

2015/05/31  | trackback(0) | comment(0)


073:谷 より

すぱーんと割れて4.5谷焼きよければひとつ差し上げましょう
じゃこ (めくるめく) 

 あっはっは!
 九谷焼が真っ二つで4.5谷焼きって^^;

 両方なら修理して使えるかもしれんが、ひとつだけ貰ってもどうしようもない。危ないし^^;
 という意味合いから考えて、これはもう別れ話の場での嫌味としか思えない。
 九谷ってことはもしかしたら結構な値打ちものかも知れず、割れてしまって価値がなくなったこともまた、別れに対する皮肉っぽい。
 もしくは男女じゃなくて、相続関連の金の亡者の集まり、か……^^;

 なにかそんなエグい想像が働く状況っぽいのに「すぱーんと」割ってしまった挙句の「4.5谷焼き」が、さっぱりした印象でいいなと思った。

2015/05/10  | trackback(0) | comment(0)


072:銘 より

さよならのメールがとどく 空からは雪、雪、正真正銘の雪
たえなかすず (Strawberry Fields Forever) 

 ダメ押しのリピートが妙に印象に残った。
 正真正銘というからには、そうと気づくまでは幻のように思っていた、のだろうか。別れのメールで放心している目には、雪も現実味がなかったのかもしれない。
 そして、本物の雪と気づいてからは、心も現実に引き戻されて、「雪、雪、正真正銘の雪」には別れもまた「正真正銘」現実なんだと思い知らされる悲しみがこもっている。

2015/05/10  | trackback(0) | comment(0)


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