らくだはお気楽
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085:歯 より

園児バスを見送ったあと歯に衣を着せて始まるお喋りタイム
kei (シプレノート ) 

 ママ友は本音を言わないんだね。
 勤め人に(会社で)衣を着せる相手と着せない相手がいるように、多分主体も、このお喋りタイムでは衣を着せるけど、メンバーが変われば衣を着せないあけすけな話をするんだろう。
 ふつう「着せない」方で使うことの多いこの措辞、わざわざ「着せて」としたことで、リセットするというか、軽く構える感じが出ている。主体は以前、うっかり着せないまま喋って痛い目を見たことがあったのかも、と思わせる。

2014/07/12  | trackback(0) | comment(0)


084:左 より

左側だけが病みたる不思議さよ右半分が軽く慰む
兵站戦線(あほうどり) 

 下の句がすごくすてき。
 人体の不思議というか脳の不思議というか。
 左側はもしかしたらかなり大変な状態かもしれないが、「軽く」が症状さえも軽く感じさせてくれて、読む者の気を楽にしてくれる。

 どちらも同じ主体の体なんだけど、なんか、別々の意志で動いているみたいで、ちょっと可笑しい。さらに「軽く」をちょっと穿って見ると、病んだ左側を軽んじて上から目線っぽく思えなくもない。
 主体は右利きかな?
 それとも逆か。

2014/07/12  | trackback(0) | comment(0)


083:霞 より

春霞む野辺のほとりの石佛に魂ほどの陽炎のたつ
みずき() 

 それはきっと魂だと思う。
 といっても魂魄の話じゃなくてなんというか神々しい何か。野仏に「魂ほどの陽炎」が見えたら、ありがたい何かが降りてきてるんじゃないかと思っちゃうよ。
 「魂ほど」ってどれくらいの大きさか、イマイチ分かっていないんだけどね。(だめじゃん^^;
 でも、のどかでうららかだけどひっそりしている雰囲気から、可愛らしい大きさの範疇と思う。

 誰かがその場にいて見ていたというのではなく、情景を詠ったものとして読んだ。

2014/07/12  | trackback(0) | comment(0)


082:柔 より

かぴかぴになってしまった 柔軟剤入れて洗ったタコだったのに
じゃこ(めくるめく) 

 おぃ^^;
 タコのぬめりを洗濯機でとる、という話をなにかで見たか聞いたかした気がするが、柔軟剤は入れないだろう。食べるんだから。
 しかも、カピカピということは、干したの?
 柔らかくして食べるために洗濯機で回すのに、干してどうする!
 やわらかい一夜干しみたいのにしたかったとか?

 参照: タコの一夜干し クックパッド より


 ……えー^^;
 そういうこっちゃないよね。
 このナンセンスに座布団一枚!

2014/07/12  | trackback(0) | comment(0)


081:自分 より

乖離する自分と自身 駅前のコインロッカー靴を投げ入れ
葵の助(螺旋浮遊) 

 べつに二重人格でもなく、役を演じるというというのもちょっと違う気がする。
 どっちも自分だから。
 自分自身という言葉を二つに分けてみるという発想から、自分が二つに裂ける、そんなイメージなんだと思う。

  じぶん‐じしん 【自分自身】
   [代]反射代名詞。「自分1」を強めていう語。

  はんしゃ‐だいめいし 【反射代名詞】
   一人称・二人称・三人称の別に関係なく実体そのものをさす。  (デジタル大辞泉より)


 どっちも自分なんて無知なことを言ったが、そもそも「自分自身」が「乖離する」ものではない。
 それでも主体は自分が二つに裂けるような心持ちを、どうしようもなく、持て余しているのではないか。コインロッカーに「靴を投げ入れ」て自分じゃないような自分に変身する程度しか対抗手段がない、なんかそんな、青春のイライラみたいな感じを受けた。

 それとも、二重人格っぽい自分を十分理解して、楽しんでいるのか。
 そう読むと、なんか優等生の裏番みたいなチャラいドラマになりそうで……(いや、そういう妄想がすぐ浮かぶ事自体、私の頭が安すぎる……^^;

2014/07/01  | trackback(0) | comment(0)


080:修 より

秋の日は身を修むべし栗色のストールを巻く木漏れ日の下
三沢左右(Lazy Room

 なぜ秋の日に身を修めるべきなのか、そしてなぜ栗色のストールを巻くことが身を修めることになるのか、納得がいくわけじゃないんだけど、雰囲気が好き。

 秋の日の木漏れ日の下となれば、上も下もついでに真ん中も黄色~茶色っぽい気がする。ここで言う「身を修むべし」というのは<森/林/山>にとけ込めということで、そのための「栗色のストール」かなぁ。 
 主体は優しい秋の木漏れ日の下で、自我というか俗というか、人間のやなものを一旦ほかして無心になりたかったのかなぁと思った。

2014/07/01  | trackback(0) | comment(0)


079:悪 より

ことのほか長き悪阻にて不安なるわれに無言の月の光さす
橋田 蕗(原点 )(現在 蟹座の相棒

 テレビでチラッと聞いた話では、月光浴も必要らしい。
 ググるとパワーストーン方面とか恋愛方面がたくさん出てくるけど、そもそも平安の昔から歌に読まれるのは太陽でなく月だし、叙情というか心理方面にはやっぱり月の光の効果は大きいと思う。

 ただでさえ辛いだろう悪阻が「ことのほか長き」に渡れば、不安になって当たり前、そんな時、主体は月の光がそっと寄り添ってくれるような気がしたんじゃないだろうか。
 寒い季節に長く戸外にいるんじゃお腹の子にもよろしくないだろうが、寒くなければ、部屋の窓からでも、しばらく月を見上げるだけで癒やし効果はあると思う。そういう意味で、やっぱり月には不思議な力がある気がする。

 無事乗り越えて、元気な赤ちゃんを産んで下さい。
 

2014/06/29  | trackback(0) | comment(0)


078:師 より

かささぎの不渡り二号途絶えしてあはれ詐欺師の恋は知られず
有櫛由之(有櫛水母) 

 上手いなぁ。
 経済に疎いので、ググってみて初めて知りました、2号不渡り。
 詐欺にあった場合などに、換金させないための手段らしい。

 やきもので知る経済学 より


 それぞれの言葉がさまざまに掛かっていておもしろい。
 まず、詐欺師だから「かささぎ」であり、そこから「かささぎの渡せる橋に……」の有名な歌を連想させ、それを逆手にとった「不渡り二号」でまずぷぷっと笑える。さらに、そもそも「かささぎの渡せる橋」というのが七夕の故事であり、そのかささぎが渡らないことで振られたことを匂わせている。不渡り二号は詐欺そのもので、「途絶えして」ということは被害者からの異議申立てを表している。

 2号不渡りではさらなる詐欺もあるらしいが、この歌では「あはれ詐欺師の恋は知られず」ということで、善意の第三者との結託はないらしい。それどころか、詐欺師ではあるが恋は詐欺ではなかったのに、異議申立てされてしまった、という諧謔と思われる。

 まぁ、自業自得ではありますが。ちょっと気の毒と思わなくもない。

2014/06/29  | trackback(0) | comment(0)


077:うっすら より

うっすらと気づいているわ二人共墓場まで持つ荷物が重い
ひじり純子(純情短歌

 難儀な二人やなぁ。
 夫婦でふたりとも重いんではずいぶんな話だから、ここはやっぱりイケナイ関係のふたりと読むべきだろう。

 誰にも言わない秘密のことを、墓場まで持っていくと喩えて言うが、「荷物が重い」と言われると、抽象なのにものすごく背中がずっしりしてくる気がする。
 なるほどね。
 心が軽くなる、という表現は単なる喩えじゃないんだな、「墓場まで持つ荷物」が軽くなれば心も軽くなるわけですよ。

 「二人共」重いという、このふたりの関係はかなり不幸ではないのか。もちろん、ふたり共通の秘密もあるだろうが、それぞれが他の荷物も抱えているんだろう、量ではなく重さ、というところもミソ。
 主体が「うっすらと気づいている」のは、表面上ふたりの関係が上手くいっていても、やっぱり幸せではないと、そういうことじゃないかと思う。

2014/06/29  | trackback(0) | comment(0)


076:納 より

見納めと思ふ雨夜の桜花 傘くるくると少し傾く
三沢左右(Lazy Room

 「見納め」、今日が初めての花見ではなく、開花からずっと見守って、そろそろ満開かなぁと言う頃に花散らしの雨、そういう残念な気持ちから出ていると思う。
 「傘くるくると少し傾く」は、そんな主体の残念な気持ちに沿うように、あるいはぜんぜん違うムードで、連れが花を見ている、あるいは花などよそに雨を見ている/見ていない、なんかそんな感じ、赤い傘のイメージ。
 
 そこらじゅう、読みが宙ぶらりんでどうもスミマセン^^;
 傘は主体のではない、というのだけは自分の中でなぜか確定なのだった。
 (そして、やっぱり読み違えてんだろうなぁ……つか、全然読めてないし……orz

2014/06/27  | trackback(0) | comment(2)


075:良 より

エルニーニョ現象だって予測する時代に残る「お日柄も良く」
矢野理々座(矢野理々座のblog

 おほほ、お見合いですか?
 いまどき仲人を立てるお見合いそのものも若い人には珍しいだろうなぁ。
 で、お見合いには付きものの「お日柄も良く」。実際お見合いするには日柄を選ぶはずで、やっぱり大安?
 
 で、「エルニーニョ現象だって予測する時代に残る」というこの歌、21世紀に六曜なんて意味なくね?という反発か。
 まぁ……そう思わないでもないが、なんていうか、日本人らしいと思うのよね。大安だろうが仏滅だろうが大して変わんないだろ、とたとえ思っていたとしても、決まり事ではあるし、関係ないと無視して悪いこと起きたら困る、みたいな。
 いまどきは仏滅だろうが結婚式するようになりましたけども^^;それはそれとして。

 ……てな話よりも、眼鏡かけた世話好きのおばちゃんの仲人が一人で喋っているお見合いの場面を勝手に妄想して、勝手にげんなりしたです^^;
 主体も実際にお見合いして、げんなりしたのかなぁ……

2014/06/27  | trackback(0) | comment(0)


074:ワルツ より

淋しげなワルツに合わせ踊りあう陶器のふたり1500円
紙屑(よあそび

 お人形の立っているオルゴールね。
 巻きがゆるくてオルゴールがややとぎれとぎれになったりすると、明るい曲でも寂しく聞こえるが、主体にはこのワルツそのものが「淋しげ」に聞こえたようだ。

 さて。
 買ったんでしょうか?
 陶器の人形が踊るオルゴールで1500円て安くない?
 あるいはフリマに出すときの値付けとか。それとも海外のおみやげで、これくらいのものだったりするのか。

 「○○、プライスレス」というカードのCMみたいにも読めるなぁ、と思った途端に全然別の歌みたいに感じちゃった……orz 
 やり過ぎはいけません。(反省

2014/06/27  | trackback(0) | comment(0)


073:史 より

中世の城壁を見るスタートは欠伸の出ない史学教室
kei(シプレノート

 そのうち欠伸が出る、と。
 「スタート」は春の新学期とも、単にとある日の一時限とも。
 初見では、春の新学期の初々しさと読んだ。まだみんな真面目に聞いてるけど、そこは「史学教室」(単なる先入観です^^;深い意味はありません)、日が経って中世の城壁からもっと興味深いものに進んでいっても、居眠りする学生が増えるんだろうなぁと、思った。
 で、単なる一時限と読んでも、やっぱり、いずれ欠伸と居眠りの世界なのね^^;

 そんなにつまらないのかなぁ……
 スタートだけでも欠伸が出ないだけマシ、か。って最初から寝てる授業なんてないっしょ。
 ……出席するだけマシ……?(先生ごめんなさい

2014/06/23  | trackback(0) | comment(0)


072:産 より

軍事用キューティーハニー零式の製産ラインに並ぶおつぱい ※零式/れいしき
芳立(芳立五蘊

 うはは、見たい~! 壮観だろうなぁ~
 もちろん、おっぱいでなく「軍事用キューティーハニー零式」。
 戦う女のさきがけらしいキューティーハニー、ググってみると結構すごい仕様のようだが、なんといってもエロさが売りの一つだけに、軍事用では特殊任務扱いとか?

 ってまじめに考えてはいけません。
 工場のラインにキューティーハニーのおっぱいがずら~っと並ぶ可笑しさを妄想するのだ。

 「零式」ってFFらしいが、よく知らないので最初に思い浮かべたのはエヴァだった。そこら辺の読み違いでさらなる面白さを読み逃しているかも……

2014/06/23  | trackback(0) | comment(2)


071:得意 より

何となく朝の気分にさせるのは缶コーヒーの得意技です
鈴木麦太朗(麦畑(題詠blog用)

 朝の○○というコーヒーもあることだしね^^;
 「何となく」納得。でも、自宅じゃないよね、そうするとやっぱり、職場か。何か、職場って缶コーヒーのイメージじゃないんだが……(勝手な思い込み^^;
 あるいは通勤途上? それならいかにも「朝の気分」だけど、駅まで歩いて電車乗ってまた歩いて、の途中で缶コーヒー……買わない気がする……

 ということで。ここは、職場の始業前もしくは始業後の気合い入れってことで。
 「何となく朝の気分」にさせられて、仕事に精が出ればそれでいいのだ。
 (朝からまったりサボりモードなんてのはあかんでー)

2014/06/23  | trackback(0) | comment(0)


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