らくだはお気楽
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094:彼方 より

彼方から僕を殴りに飛んでくるあの日失くしたロケットパンチ
南 葦太 (「謙虚」という字を書けぬほど) (現在 「瞬間移動する蝸牛」)

 およよ!
 ロケットパンチが戻ってくるときは、マジンガーZの腕にちゃんとハマるはずでは?
 殴られるんじゃ、武器たりえないっ!!
 つか、失くしちゃったらマジンガーZたりえないっ!
 
 えー^^;、もとい。
 もちろん、痛烈な皮肉的比喩なんだろうが、あの日なくして今僕を殴りに来る「ロケットパンチ」とはなんだろうね。「天に唾する」とは違い、ロケットパンチに喩えるのは、自分に戻ってくるとは思わなかったもののはず。
 うーむ。これも一種の失恋歌なのかしらん?天邪鬼的な。
 そういう方面で読むと、悲しくも可笑しい歌ではあるが。
 
 比喩でもそうでなくても、とにかく「ロケットパンチ」の勝ちである。
 マジンガーZでない身でロケットパンチを繰り出してはイカンのである。(ナンノコッチャ^^;

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


jonny (迂闊な夜の真ん中で)
彼方からやってきたから彼方へと帰っていくのは仕方がないさ

西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
まなかいにふるさとの海広がりて彼方の島は霞みて見えず

夏実麦太朗 (麦太朗の題詠短歌)
そのかたち自由自在に変えながら空の彼方へ行くレジ袋

陸王 (Always Walking with Yu)
ごわごわのラッコの上着手に入れてきみと別れた宇宙の彼方

新井蜜 (暗黒星雲)
彼方から夕暮れの野を越えてきて見下ろしている目のようなもの

中村成志 (はいほー通信 短歌編)
指先が触れないのなら目の前も心の中も星の彼方も

冥亭 (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
流刑者の髪は藻屑に海原の遥か彼方と呼び交すなり

萱野芙蓉 (Willow Pillow)
彼方から来て彼方へと去る波に濃くなりすぎたわたしを逃がす

虫武一俊 (無足場ワンダーランド)
彼方から髭のひとりも現れてあきらめなさいと言ってくれぬか

だや (それから人鳥の朝食を買いに)
真鍮のコップに耳をつけて聞く彼方の水の掬われる音

久哲 (久哲の適当緑化計画。)
個々にある林檎は箱に詰められて最終駅の先にも彼方

近藤かすみ (気まぐれ徒然かすみ草)
雲間より光の降りて山の端の彼方に見ゆる天使の梯子

松原なぎ (日向水(題詠blog2009))
方舟は行ってしまったさいわいの棲むという未知み空の彼方

ぷよよん (冷静と情熱のあいだ)
残像ははるか彼方の視座にある三葉虫は眠っていない

みなと (海馬)
わが生に未だ彼方ありと信ずるに何か余分でなにかが足らず

花夢 (花夢)
日が落ちてはるか彼方のウェブログが鬱蒼としてゆくのを見ている

千坂麻緒 (薔薇十字蕩尽短歌)
彼方此方を右往左往す途中では鳥の卵をみつけてみたり    

青山みのり (わざとじゃないもん!)
M78星雲の彼方より息を切らして子は帰宅せり

鯨井五香 (くじら(独唱))
羊羹をまるまる一本食べきってそれでも彼方にあるニルヴァーナ

みち。 (滑空アルペジオ。)
彼方とはどこを指すのか手の届く範囲で夢は途切れて夜明け

2012/05/31  | trackback(0) | comment(0)


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