らくだはお気楽
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092:夕焼け より

ほこらしくかつあほらしくそそりたつ夕焼けた顔を此方に向けて
やすまる (やすまる)

 どこぞの偉人の銅像だろうか。
 「ほこらしく」というからには、その地の人に一応は敬われて建ったものだろうが、「かつあほらしく」しかも「そそりたつ」とくれば、主体はさほど銅像となった偉人を敬っているとも思えず。
 あるいは、箱物行政の流れとして、たいした業績もないが歴史に名が残っている人物の銅像を造った自治体に対して、納税者として苦々しく思っている、とか。
 
 この歌を読んで真っ先に思い浮かんだのは上野の西郷像だった。
 薩摩出身でもないことだし、ましてや新選組!の後は薩長と岩倉具視が大嫌いになったので(おぃ^^;、「かつあほらしく」と言う部分で、そうそう!とうなづいたですよ。
 
 銅像でなくて建築物ということもあるなぁ。あ、銅像も建築物か。(←ばか丸出し
 建物といって「かつあほらしくそそりたつ」となると……都庁だな、やっぱり。この場合、「ほこらしく」というのは当時の鈴木知事の「自己満足」に他ならず。そしてやっぱり納税者としては、苦々しい限り。
 先日できたスカイツリーは、なんとなくこういう感情にはならないんだなぁ。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬省略


鳥羽省三 (見沼田圃の畔から)
琉金の四つ尾かすかに揺れてゐて棄教者われは夕焼けを病む

八朔 (I am still here ... われひとりゐて)
我が裡に色づくものの衰えてふいに冷えたり夕焼けの空

小早川忠義 (Just as I am Returns)
真昼なる八王子駅に鳴り響く「夕焼け小焼け」大音量にて

さかいたつろう (流星文庫)
夕焼けをバックに好きだという君のセーラー服が燃えだしている

nnote (白い箱から)
謝ってしまいたかった夕焼けに缶コーヒーは冷えてゆくだけ

冥亭 (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
夕焼けの赫きに映ゆる街並を見下ろす舟に火を放つノア

佐藤羽美 (hinautamemo)
遠慮なく夕焼けは来て僅少の文芸部誌を溶かしてしまう

振戸りく (夢のまた夢)
空だけじゃなくて空気が夕焼けの色に染まっているようでした

春待 (三感四音)
夕焼けに染まる校舎の内側はもう戻れない青春の日々

わだたかし (ファミレス短歌)
夕焼けの「焼け」の部分を取り出して今日の肴の準備をしよう

遠藤しなもん (忘れちゃった。)
逆上がりで見た夕焼けはこんな色 どこかでごはんの匂いがしてた

村本希理子 (きりころじっく2)
つぎつぎと発火する窓 夕焼けの空を巨きな船底がゆく

田中ましろ (ましたん)
夕焼けが終わってしまう 帰る場所をまだ決めかねている君と僕

kei (シプレノート)
石蹴りの石と一緒に夕焼けの薄い欠片を拾い集める

ほきいぬ (カラフル★ダイアリーズ)
夕焼けの空をめくると現れるまぼろしカフェの紅茶のシフォン

柚木 良 (舌のうえには答えがでてる)
夕焼けが東からさす部屋でした かわりに猫はいませんでした

2012/04/23  | trackback(0) | comment(0)


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