らくだはお気楽
FC2BlogAdminRss1.0b

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/--  


091:旅 より

小説のなかに出てくる旅びとの三度の飯のことが気になる
夏実麦太朗 (麦太朗の題詠短歌)

 ふふふ、そう、優れた作家は食べるシーンを適度に織り込むものです。しかも美味しそうなのです。
 鬼平なんて、食べ物で何冊も本が出ているくらいだし。
 最近読み返した「精霊の守り人」シリーズでは、まさに主人公バルサは「旅人」で、いろんな国のいろんな食べ物と食事風景が出てくる。戦うバルサは三度々々食べられるわけじゃないあたりも、ほどよいタイミングで食事にありつくという、作家の腕が偲ばれる物語。

 小説でもミステリーなんかだと、謎解きが楽しみな時は食事なんてどうでもいい、と私なぞは思ってしまうので、「気になる」場合と気にならない場合がある、のかなぁ。
 多分、人物像をどれだけ生身の人間として読みたいか、ということなんだと思う。
 この歌では、「旅びと」だから日常としての食卓から離れているわけで、時間の流れも非日常だとまたいろいろ想像してしまうもので、そういう意味でも「気になる」んじゃなかろうか。どの程度重要な人物かにもよるので一概には言えないが、この歌の「気になる」は、すごく感情移入して心配している、というよりは、どうしてんだろう?くらいの軽い疑問、という感じがする。

 で、「飯のことが気になる」といえば。
 いっときマイブームだった「24」など最たるもの^^;
 ジャック・バウアーはいつ食べてるんだ、というか、いつ寝てるんだ、いや、寝てないとしてもいつトイレ行ってんだ、というような話で大笑いした覚えがある。(だいたいあの携帯はなんで電池切れしないんだ!)
 まぁ、あのドラマは、話の先をドンドン知りたいジェットコースタードラマだから、ジャックがのんきに飯なんか食ってたら逆にヒンシュクものではある。(だから、カロリーメイトが提供CMだったのよねん)

 ……あ、またあさっての方向に……(そればっか^^;

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬省略


中村あけ海 (庶務課中村が承りました)
湯につかり社員旅行がヨーロッパだった時代の話など聞く    

西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
本郷の古き旅館に灯の点きて客あるらしく笑い声する

龍庵 (ぶらつくらずべりい)
とんびでも寝ぐらに帰る夜の闇必ず旅は終わるから旅

中村成志 (はいほー通信 短歌編)
意に染まぬ旅もあるらん花散らし只直ぐに立つナガミヒナゲシ

草間 環 (前略草々)
旅人のことを見守る背後霊土地の神には頭を下げて

生田亜々子 (屏風と靴)
人体の上を旅してゆくようにツボと気脈の名を憶えゆく

揚巻 (揚巻の「題詠blog」)
真四角のたてよこたかさ真ん中で(ここからでたい)旅券を抱いて

佐藤紀子 (encantada)
良心は少し旅行に出しておき医者の禁じるケーキを食べる

牛 隆佑 (消燈グレゴリー)
ぼくたちは「なんにもない」がある町を探して旅にでることにした

市川周 (ミルミルを飲みながら)
お土産を届けるまでが猫の旅(机の上に瀕死のヤモリ)

久哲 (久哲の適当緑化計画。)
完全に地デジテレビのリモコンを理解するまで旅はできない

bubbles-goto (DRIBBLe HoUR)
「ひさしぶりだねこんなになんにもしない日は」雨の旅館で急須を揺らし

振戸りく (夢のまた夢)
かわいくはないけど旅をさせている子どもを駅に迎えに行こう

ひぐらしひなつ (エデンの廃園)
逸脱を夢見て朝のひだまりに旅行鞄を置く十二月

野比益多 (のびたんか?)
帰る場所ないまま旅を続けてる おかえりって誰か言ってよ

豆野ふく (それゆけ!だいふくもち)
行く当てもないのに昨日買ってみた旅行鞄にあしたを詰める

2012/04/17  | trackback(0) | comment(2)


Comment

こんばんは お気楽堂さん
とりあげていただきありがとうございます。

水滸伝が好きで何度か読んでいます。
水滸伝には食の話しが多く出てきます。

それに比べて他の小説は食の話しは少ない。
小説の中のひとは何をたべているのだろう?
という思いを歌にしたのでした。(^_^;

鬼平、面白そうですね。
たしか父が鬼平の本をたくさん持ってたので
読んでみたいです。(^_^)


麦太朗 URL | 2012.04.18 | edit?
麦太朗さん、いらっしゃいませ。
水滸伝、私は北方謙三のを読みました。
たしかにいろいろ出てきましたね。
あやしいスパイスを持ってるヤツ、お焼きがうまいおばちゃん、猪だかなんかの一頭まるごと料理、辺りが記憶に残っているけど、それぞれの人物の名前はもう忘れました^^;

鬼平、おもしろいですよ~。
中村吉右衛門主演のドラマの方も、見応えあります。
食べるシーンもたくさん出てきますが、とにかく映像がきれいです。

もとい^^;
すてきな歌をありがとうございました。
またお暇なときにお寄りください。
お気楽堂 URL | 2012.04.20 | edit?

Comment?





Trackback

URL : http://raquta.blog73.fc2.com/tb.php/988-80af0c02

ご案内

・(承前) 選り好み・前置き
作者も読者もコメント大歓迎。
何しろ周回遅れの鑑賞ですので、古いエントリでもご遠慮なく。

カテゴリ
2014 題詠百首 (102)
・2014 一首選一覧 (1)
・2014 題読選り好み (101)
2013 題詠百首 (103)
・2013 一首選一覧 (1)
・2013 題読選り好み (100)
2012 (0)
・2012 一首選一覧 (1)
・2012 題読選り好み (100)
2011 邪道七七 (100)
・2011 一首選一覧 (1)
・2011 題読選り好み (100)
2010 題詠百首 (102)
・ 2010 一首選一覧 (1)
・ 2010 題読選り好み (100)
2009 題詠百首 (102)
・ 2009 一首選一覧 (1)
・ 2009 題読選り好み (100)
2008 題詠百首 (102)
・ 2008 一首選一覧 (1)
・ 2008 題読選り好み (100)
2007 題詠百首 (37)
・ 2007 一首選一覧 (1)
・ 2007 題読選り好み (101)
2006 題詠百首 (102)
・ 2006 一首選一覧 (1)
・ 2006 題読選り好み (101)
楽屋話 (24)
くもの巣 (16)
からだから短歌 (5)
コメント
トラックバック
リンク
プロフィール

お気楽堂

Author:お気楽堂
のんびり行こう

御用の節はご利用ください。
メールフォーム

ご訪問ありがとうございます
以前の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。