らくだはお気楽
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085:訛 より

活字にても訛は消せず青森の林檎の枝を揺さぶりやまず
野州 (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)

 寺山修司へのオマージュとして読んだ。

 林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき   寺山修司


 寺山の俳句はどこかしら「寺山!」と思う。。それこそが個性なんだろう。
 作者は、その隠せない個性を、やはり隠せなかった青森訛りに被せて、活字になっても寺山の俳句(或いは短歌)には青森訛り(=寺山!)が感じられる、と言っているのだと思う。
 
 俳句でも短歌でも、寺山修司がきっかけで始めた人は多い。特に、短歌をやっていて寺山の短歌をひとつも知らない人っていない気がする。それがずっと続いている。すごい人だ。
 作者も、少なからず寺山にインスパイアされたのではないだろうか。
 
 (ワタクシは、俳句より短歌より先に競馬でした、テヘ^^;) 

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬省略


中村あけ海 (庶務課中村が承りました)
クレームを本社に報告するときは訛り方までちゃんと再現    

西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
故郷近き町に入ればバスに乗る人の訛りの疎ましくもあり

菅野さやか (あの夏飛行機が落ちるまでずっと)
鼻先でふふんと笑うあなたにはフランス訛りは正義でしょうね

ひじり純子 (純情短歌)
今風の言葉を話す子らありて隠しおおせぬ訛愛らし

空音 (100の秘密)
遠くから私に逢いに来てくれた君の訛りがとても愛しい

理阿弥 (車止めピロー)
連結器のかこち言まで訛り帯び石勝線はトマムを過ぎる

新田瑛 (新田瑛のブログ2)
各地から訛りを乗せたトラックが来ては幾らかこぼして帰る

青野ことり (こ と り ご と )
あまりにも日常的で訛とは気づかなかった父のもの言い

富田林薫 (カツオくんは永遠の小学生。)
靴下を穿いた訛りの足跡がわすれてしまう東北の土

古屋賢一 (燦獣イチオン)
鋭利さで訛りを隠すまだ人を斬ったことのない刀であれば

きり (梢は歌う)
生活に訛のようなくせがあるそれが個性でいいんじゃないの

イノユキエ (十月堂)
大阪と京都の距離でもう違う鳩が鳴き声訛りつつ去る

瀬波麻人 (a swallow under the moonlight)
「見て、息が白い朝だよ」雪国の訛りをわずかに残すソプラノ

久野はすみ (ぺんぺん100%)
どこにいてもきみは旅びと東京の訛りが語尾をとらえてしまう

2012/03/17  | trackback(0) | comment(0)


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