らくだはお気楽
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084:河 より

朔月が静かに巡る真夜中におもいで河で溺れています
斗南まこと (野ウサギのように)

 骨の髄まで中島みゆきですな~^^;
 我を忘れるほど酔っ払いたい、そんな心理か。 
 「溺れています」という他人事のような言い方が好き。
 なんたって

 おもいで河へと身を投げて 
 もう私はどこへも流れない    「おもいで河」/中島みゆき

 
 ですからね、溺れるのが正しい。(おぃ^^;

 季節はいつかなぁと、朔月をあれこれ調べてみたら、
 新月は「昼がメイン出現時間帯」の月。 日中の正午に南中。 (小倉百人一首の散策 より)

 らしい。あら。
 でも、イメージとしては、月は夜空をめぐるもの、なので、現実通りよりもこの歌のように詠う方が身にしみる。おもいで河で溺れるのが昼間じゃ、あんまりである。
 じゃあ満月でもいいじゃない、と言いたいところだが、おもいで河で溺れるには満月は派手すぎるのよねん。
 それに、月はいつでも地球を巡っているわけだから、「朔月が静かに巡る真夜中」は別に間違いではない。裏側を「静かに」巡っている朔月を思い浮かべながら、おもいで河で溺れる――どっぷり中島みゆきである。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬省略


梅田啓子 (今日のうた)
「歌詠むに河原乞食のこころ持て」書きたる人をひそかに師とす

小早川忠義 (Just as I am Returns)
をさなごは把握反射を卒業し河田のダイヤブロツク握る

うたまろ (五と七と五と七と七)
仁と義と礼の心を押し流し 血潮で染まった黄色い大河

マトイテイ (ようこそ 纏亭へ )
行く河の泡沫としての存在が語り始める こんな夜には

ゆき (ひたぶる君を)
ゆふぐれの河原町ゆくかりそめの恋と知りつつ手をとりてゆく

(NOMA-IGAオペラ日記)
サンマルタン運河が窓から見えるならあとはワインがあるだけでいい

かりやす (彼方探訪)
紺ソクの群れの乙女座銀河団まばゆく車両に乗り合はせたり

珠弾 (seven seas tac)
おとといの河北新報よんでいる 届いた荷物のそこに故里

磯野カヅオ (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
零点の答案用紙持つてつてガンジス河の岸で焼いたの

本田鈴雨 (鈴雨日記)
しまぐにの環状道路の外がはに住みつつおもふ氷河のながれ

近藤かすみ (気まぐれ徒然かすみ草)
どこからが河なのだらう鉄橋を渡れば規則ただしくゆらぐ

寺田ゆたか (永訣のうた)
「何でやねん!」と河内なまりで叫びたり汝の呼吸(いき)絶ゆる明け方の四時

今泉洋子(誤字で再投稿) (sironeko)
武士(もののふ)の夢のあとなる河原町竜馬の碑に雨のそぼ降る

ワンコ山田  (歩道を走る自転車のこども)
河口堰あたりで夕日立ち止まり夏至の私を待っててくれる     

佐山みはる (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
かうもりが飛ぶゆふぐれの河に来て小さく泣けり嘘つき少女

はせがわゆづ (迷走ランドセル)
モカ色のマフラー揺れる河川敷そろそろ息が白くなるころ

志井一 (日記ホプキンス)
河豚という文字を見てると丸っこいピンクのものが泳ぎ始める

2012/03/17  | trackback(0) | comment(0)


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