らくだはお気楽
FC2BlogAdminRss1.0b

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/--  


077:対 より

永遠にたどりつけない対岸の駅となりたりすみれ一群れ
青山みのり (わざとじゃないもん!)

 「対岸の駅」はやっぱり彼岸を思わせる。
 いつか追いつきたいと思っていたライバル、いつか想いを伝えたいと思っていた相手、そういうかけがえのない人を喪った歌というふうに読んだ。
 すみれは喪った人にちなんだ花かもしれないし、行きたいのにいけない場所へのあこがれというメタファーをすみれに託したのかもしれない。
 
 単なる彼岸であれば主体も死後たどり着く場所ということになるが、勝負したかった、或いは愛を交わしたかったという望みはあの世で叶えるものではないし、多分、あの世で待っているような関係でもないのだと思う。

以下、お気楽選歌
(作者ブログ名) 敬省略


みずき (空)
谷崎の墓石は「寂」の一(ひと)もんじ 対峙する樹の櫻降りつむ

間宮彩音 (ことばの調理場)
反対に入れた電池に気づかずにコツリとたたく目覚まし時計

梅田啓子 (今日のうた)
無意識の顔をさらして皿あらふ対面式のキッチンなれば

揚巻 (揚巻の「題詠blog」)
「お茶しよう」くらいのことで地対空ミサイルはなつ君の電話は

音波 (短歌のなぎさ)
死んじゃえと対向車線につぶやいて海に出るまで立ちこぎにする

酒井景二朗 (F.S.D.)
燒け焦げた熱電對が竝ぶ部屋 戀は危險にならざるを得ず

牛 隆佑 (消燈グレゴリー)
絶対に許せぬものが一つだけあるから僕は大丈夫です

五十嵐きよみ (NOMA-IGAオペラ日記)
バリトンとメゾソプラノが対になる習いを逆手に取る作曲家

村上きわみ (北緯43度)
シュヴァルツとヴァイスしずかに対をなす真冬の森であれば、深みへ

斉藤そよ (はなやかなみず)
雪原のテントとシュラフ(一対の名のないなにかあたたかなもの)

わたつみいさな (あした、たとえば雨でいいから)
作り笑いしながら爪を噛む夕べ僕対僕は判定負けだ

宵月冴音 (銀星亭~Villa Argentee D'Etoile~)
対戦車ライフル用意できました!!浮気現場はこの部屋ですか!?

2012/02/12  | trackback(0) | comment(0)


Comment

Comment?





Trackback

URL : http://raquta.blog73.fc2.com/tb.php/960-4b0640d1

ご案内

・(承前) 選り好み・前置き
作者も読者もコメント大歓迎。
何しろ周回遅れの鑑賞ですので、古いエントリでもご遠慮なく。

カテゴリ
2014 題詠百首 (102)
・2014 一首選一覧 (1)
・2014 題読選り好み (101)
2013 題詠百首 (103)
・2013 一首選一覧 (1)
・2013 題読選り好み (100)
2012 (0)
・2012 一首選一覧 (1)
・2012 題読選り好み (100)
2011 邪道七七 (100)
・2011 一首選一覧 (1)
・2011 題読選り好み (100)
2010 題詠百首 (102)
・ 2010 一首選一覧 (1)
・ 2010 題読選り好み (100)
2009 題詠百首 (102)
・ 2009 一首選一覧 (1)
・ 2009 題読選り好み (100)
2008 題詠百首 (102)
・ 2008 一首選一覧 (1)
・ 2008 題読選り好み (100)
2007 題詠百首 (37)
・ 2007 一首選一覧 (1)
・ 2007 題読選り好み (101)
2006 題詠百首 (102)
・ 2006 一首選一覧 (1)
・ 2006 題読選り好み (101)
楽屋話 (24)
くもの巣 (16)
からだから短歌 (5)
コメント
トラックバック
リンク
プロフィール

お気楽堂

Author:お気楽堂
のんびり行こう

御用の節はご利用ください。
メールフォーム

ご訪問ありがとうございます
以前の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。