らくだはお気楽
FC2BlogAdminRss1.0b

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/--  


077:屑 より

屑繭の穴からいでて六ヶ月ぶりに通勤電車に乗りぬ
かりやす (彼方探訪)

 なんか、お蚕さんがもそもそ電車に乗り込むようなシュールさがあっておもしろい。
 屑繭は絹糸にならない不良の繭、らしい。糸にされなかったことにより、中の蚕は茹でられずに済んだわけで。ほんとは、繭から出る時は蛾、ということになるが、「穴からいでて」だとやっぱり芋虫っぽい。
 
 で。半年ぶりの通勤電車である。
 こうなると、屑繭は、これまで引きこもっていた自分の家、なのかなぁ。
 病気か怪我で入院していた病室、というのも白い色つながりであり得るが、屑繭はあまり似つかわしくないような。お題が屑だからしょうがなかったのか。骨折した時のギプスはなんとなく屑繭っぽいけど^^;
 
 とにかく、お題からとはいえ、半年ぶりに出てきたのが屑繭、という発想がイカしている。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬省略


西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
屑入れの見当たらざればポケットにゴミ入れしまま街を歩みぬ

ジテンふみお (雲のない日は)
パン屑をやけに気にする 月並みなことばしかないテーブルの上

天野ねい (三十一文字の毒薬)
屑籠と間違えられて屑じゃない中身が夢の島へ旅立つ

ゆき (ひたぶる君を)
行く川のながれに藻屑となり果てし千の文殻万の花殻

みなと (海馬)
屑かごを狙って投げた紙くずの放物線のように裏切る

花夢 (花夢)
(夢見がちなふりをするだけ)紙屑のなかに白紙の婚姻届け

暮夜 宴 (青い蝶)
星屑で切った手首の傷口をこれ見よがしに月夜にさらす

はづき生 (生さんま定食)
暗き空ただよふ屑はとつぜんに大地を目指すひかりとなりぬ

寺田ゆたか (永訣のうた)
はららきて屑となり果つ白骨(しらほね)の軽きを拾ふ手の鈍さかな

やすまる (やすまる)
「見よ。人が星屑のよう」駅前のヒマラヤ杉に灯は点される

千坂麻緒 (薔薇十字蕩尽短歌)
早朝の花屑踏んでついてゆくついておいでと言わないひとに    

ろくもじ (タンカコタンカ 題詠篇)
ねえ先生なんでお前は屑だってあたしに言いながら泣いてるの

志井一 (日記ホプキンス)
朝食のときにこぼしたパン屑を体につけたままの一日

久野はすみ (ぺんぺん100%)
花言葉は追憶白いアスターを屑籠に捨て、さてどうしよう

2012/02/12  | trackback(0) | comment(0)


Comment

Comment?





Trackback

URL : http://raquta.blog73.fc2.com/tb.php/959-aecdc746

ご案内

・(承前) 選り好み・前置き
作者も読者もコメント大歓迎。
何しろ周回遅れの鑑賞ですので、古いエントリでもご遠慮なく。

カテゴリ
2014 題詠百首 (102)
・2014 一首選一覧 (1)
・2014 題読選り好み (101)
2013 題詠百首 (103)
・2013 一首選一覧 (1)
・2013 題読選り好み (100)
2012 (0)
・2012 一首選一覧 (1)
・2012 題読選り好み (100)
2011 邪道七七 (100)
・2011 一首選一覧 (1)
・2011 題読選り好み (100)
2010 題詠百首 (102)
・ 2010 一首選一覧 (1)
・ 2010 題読選り好み (100)
2009 題詠百首 (102)
・ 2009 一首選一覧 (1)
・ 2009 題読選り好み (100)
2008 題詠百首 (102)
・ 2008 一首選一覧 (1)
・ 2008 題読選り好み (100)
2007 題詠百首 (37)
・ 2007 一首選一覧 (1)
・ 2007 題読選り好み (101)
2006 題詠百首 (102)
・ 2006 一首選一覧 (1)
・ 2006 題読選り好み (101)
楽屋話 (24)
くもの巣 (16)
からだから短歌 (5)
コメント
トラックバック
リンク
プロフィール

お気楽堂

Author:お気楽堂
のんびり行こう

御用の節はご利用ください。
メールフォーム

ご訪問ありがとうございます
以前の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。