らくだはお気楽
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073:マスク より

マスクしても瞳やさしき人ありて向かいの座席に揺られておりぬ
西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)

 はっと虚をつかれた。
 今どきの不織布マスクは顔の半分以上をカバーするので、かろうじて目が見える程度。そうなると人相もへったくれもない気がしていたが、考えてみれば、「目が笑ってない」という言い方もあるし、「目は口程にものを言い」と言うじゃないねぇ。目だけだって「瞳やさしき人」と感じて当然である。

 思い込みはイカンですな。
 ただ、この歌は人相としての目つきというより、滲み出る人柄のことを詠んでいるのだと思う。
 さらに、「マスクしても瞳やさしき人」に目がいく主体もまた、優しい人に思われる。何というか、優しくない人は優しい人に気づかない気がするというか。
 風邪だろうが花粉症だろうが、「マスクしても瞳やさしき人」でありたいものです。
 
 とはいえ。生まれ持った人相では限度があるのだった……とほほ^^; (だから!人柄を磨けってことよ、はい)

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


夏実麦太朗 (麦太朗の題詠短歌)
ワイヤーの入ったマスクの使い方娘に聞いて鼻型を取る

八朔 (I am still here ... われひとりゐて)
烏天狗のようなマスクをつけて行き交う人が見せない翼 

さかいたつろう (流星文庫)
マスクってどっちが表で裏だっけなんて言ってた学級閉鎖

ゆき (ひたぶる君を)
おはりなきマスカレードのこの浮世マスクの下を見たがる男

井手蜂子 (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
優等生のマスクは少し窮屈でむりやり剥ぐと首ごと取れる

すいこ (すいこのうたおきば)
風邪ですか?知ってて聞いてくる奴にマスクの下で作る声色

萱野芙蓉 (Willow Pillow)
逢つたでせうダマスクローズの香る庭、惨劇の夜が明けるペルシャで

みなと (海馬)
華やげるなかにひとりがマスクしてはらりと見ゆる死の予感など

月下燕 (a swallow under the moonlight)
意味なんか生き延びてから考えろ象の鼻にもマスクをかけて

南 葦太 (「謙虚」という字を書けぬほど)
うず高く積まれるマスク 世界には大事なものがいつも足りない

ちょろ玉 (ちょろ玉のコトダマラソン)
根っからの美人は何でもよく似合う マスク・跳び箱・バスケ部の彼

穂ノ木芽央 (白紙委任状)
ガスマスクつけて踏みこむ美しき最後の楽園 闘ふために

今泉洋子 (sironeko)
辞世の句を遺すことなく旅立ちし君のデスマスク美しからん

(ezomijikauta)
お互いにマスクしながら本読んでりんごとかふと煮たくなる夜

田中ましろ (ましたん)
あの甘いマスクの裏に広々とある下心収納スペース

わらじ虫 (楽園 by わらじ虫。)
うつさないためにマスクをする人と公園までを並んで歩く

2012/02/09  | trackback(0) | comment(0)


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