楽歌三昧短歌題詠100首
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033:冠 より
category: ・ 2009 題読選り好み
太郎冠者がけさも自転車漕いでゆく烏丸通をまつすぐ北へ
近藤かすみ (気まぐれ徒然かすみ草)
リアルなのか物語なのかどっちなんだろう、と思いながら、烏丸通を調べてみたら、ありました。
金剛能楽堂
ということで、太郎冠者の扮装で自転車をこいで、能楽堂へ通勤しているの図。
さらにこんなのも。
京大狂言会・同大狂言会
同志社大へ行くのも烏丸通を北のようなので、お稽古中の学生とも。
でも、能狂言の扮装で自転車に乗ったりするだろうか?
主体は、自転車の人が舞台で太郎冠者役だと知っている、ということかもしれない。
そうなると、他の人にはただの男性にしか見えない人が、主体にとっては「太郎冠者」である、というおもしろさ。
能狂言に無知なので、演目とかさっぱり分からず。掘り下げられなくてスミマセン。
西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
富士既に初冠雪というニュース聞きつつ都会の夏をむさぼる
星野ぐりこ (題詠100首爆走中。)
心地よく眠り続ける母親にシロツメ草の冠を授与
庭鳥 (庭鳥小屋へようこそ)
あの後を初冠の男君如何に生きたか知りたく思う
水口涼子 (FANTASIA )
冠の親王雛を「おやだま」と読む子になごむ春のデパート
音波 (短歌のなぎさ)
少年の夢の跡地に王冠を さようなら僕 変わってく僕
原田 町 (カトレア日記)
得意げに紙の冠いただいた烏天狗が田んぼにはまり
はづき生 (生さんま定食)
しのぶ恋古典教師は歌詠みて初冠と渾名をさるる
中村成志 (はいほー通信 短歌編)
キスチョコをつまんだ指で宝冠のごときシニョンをゆるゆる崩す
石畑由紀子 (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
カレンダーに王冠を描くもう二度と逢うことのないひとの記念日
沼尻つた子 (つたいあるけ)
妃でも姫でもないのに冠をかぶりひとりのものになる嫁
みぎわ (たづたづし)
箸墓の古墳に眠るそのかみの*みづら*を飾る花の冠
ぷよよん (冷静と情熱のあいだ)
冠省のあなたのたより色褪せる海のかおりはそのままなのに
天鈿女聖 (うずめの花ビラ)
「はい。」と言う準備はとうにできていて月桂冠を飲み干していく
ワンコ山田 (歩道を走る自転車のこども)
どろ靴で働く意味を踏みつける戴冠式の絨毯紅く
本田鈴雨 (鈴雨日記)
冠を載すればほのかゑまひたる姉のひひなは姉に似たりき
ezmi (語りえぬことを。)
まだ同じ踊り場にいるもう君が草冠の姫じゃなくても
遠藤しなもん (忘れちゃった。)
いつのまに大人になった この服は冠婚葬祭にも使えます
斗南まこと (野ウサギのように)
ひっそりと君に捧げる「人生で一番愛した人」の栄冠
フワコ (きくとわたし)
わた雪の冠載せてシャム猫がピンポン替わりに「にあにあ」と鳴く
月原真幸 (さかむけのゆびきり。)
さわられる 冠動脈の内側のなにより隠しとおしたい場所
宵月冴音 (銀星亭~Villa Argentee D'Etoile~)
冠はたちばなの花 志なかばに逝きし皇子祀るなら
近藤かすみ (気まぐれ徒然かすみ草)
リアルなのか物語なのかどっちなんだろう、と思いながら、烏丸通を調べてみたら、ありました。
金剛能楽堂
ということで、太郎冠者の扮装で自転車をこいで、能楽堂へ通勤しているの図。
さらにこんなのも。
京大狂言会・同大狂言会
同志社大へ行くのも烏丸通を北のようなので、お稽古中の学生とも。
でも、能狂言の扮装で自転車に乗ったりするだろうか?
主体は、自転車の人が舞台で太郎冠者役だと知っている、ということかもしれない。
そうなると、他の人にはただの男性にしか見えない人が、主体にとっては「太郎冠者」である、というおもしろさ。
能狂言に無知なので、演目とかさっぱり分からず。掘り下げられなくてスミマセン。
以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬省略
西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
富士既に初冠雪というニュース聞きつつ都会の夏をむさぼる
星野ぐりこ (題詠100首爆走中。)
心地よく眠り続ける母親にシロツメ草の冠を授与
庭鳥 (庭鳥小屋へようこそ)
あの後を初冠の男君如何に生きたか知りたく思う
水口涼子 (FANTASIA )
冠の親王雛を「おやだま」と読む子になごむ春のデパート
音波 (短歌のなぎさ)
少年の夢の跡地に王冠を さようなら僕 変わってく僕
原田 町 (カトレア日記)
得意げに紙の冠いただいた烏天狗が田んぼにはまり
はづき生 (生さんま定食)
しのぶ恋古典教師は歌詠みて初冠と渾名をさるる
中村成志 (はいほー通信 短歌編)
キスチョコをつまんだ指で宝冠のごときシニョンをゆるゆる崩す
石畑由紀子 (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
カレンダーに王冠を描くもう二度と逢うことのないひとの記念日
沼尻つた子 (つたいあるけ)
妃でも姫でもないのに冠をかぶりひとりのものになる嫁
みぎわ (たづたづし)
箸墓の古墳に眠るそのかみの*みづら*を飾る花の冠
ぷよよん (冷静と情熱のあいだ)
冠省のあなたのたより色褪せる海のかおりはそのままなのに
天鈿女聖 (うずめの花ビラ)
「はい。」と言う準備はとうにできていて月桂冠を飲み干していく
ワンコ山田 (歩道を走る自転車のこども)
どろ靴で働く意味を踏みつける戴冠式の絨毯紅く
本田鈴雨 (鈴雨日記)
冠を載すればほのかゑまひたる姉のひひなは姉に似たりき
ezmi (語りえぬことを。)
まだ同じ踊り場にいるもう君が草冠の姫じゃなくても
遠藤しなもん (忘れちゃった。)
いつのまに大人になった この服は冠婚葬祭にも使えます
斗南まこと (野ウサギのように)
ひっそりと君に捧げる「人生で一番愛した人」の栄冠
フワコ (きくとわたし)
わた雪の冠載せてシャム猫がピンポン替わりに「にあにあ」と鳴く
月原真幸 (さかむけのゆびきり。)
さわられる 冠動脈の内側のなにより隠しとおしたい場所
宵月冴音 (銀星亭~Villa Argentee D'Etoile~)
冠はたちばなの花 志なかばに逝きし皇子祀るなら
2011/04/09 | trackback(0) | comment(0)
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