らくだはお気楽
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069:呼吸 より

ゆっくりと呼吸をするたび細胞に沁みこんでいくきみのテノール
小野伊都子 (cahier bleu)

 実は身近に低音の男性がほとんどいなくて、それも昔からで、低めのいい声というだけでうっかり惚れそうになります^^;
 広川太一郎とか森山周一郎とか、あと中尾彬とか、最近では麒麟の川島とか。ウホッとなる声。

 「細胞に沁み込んでいく」という言い方のせいか、主体は「きみ」と肌を触れ合っている、ような気がする。はじめはやや不安だった主体も、大きな腕と心で抱かれて「ゆっくりと呼吸をするたび」テノールの声とともに「安心感」にしみじみ包まれる、なんとなくそんな印象。
 テノールがどれくらいの範囲か知らないが、低くていい声はなるほど「沁みこんでいく」ような感じ。単に低けりゃいいってもんじゃなくて、心地よくないと「沁みこんで」いかない気がする。

 惚れ惚れする声って人によって違うのかな?
 ジャパネットたかたの社長の声は(人柄には関係なく^^;)毎日は聞きたくないんじゃないかと思うんだけど。そういう、ある程度共通するものはあると思うのよね。α波が出るヘルツとかなんかそういうのがあるんじゃなかろうか。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


新井蜜 (暗黒星雲)
深呼吸しても苦しいこの町の気圧の谷がとても深くて

橘 みちよ(夜間飛行)
いま水より出(いで)し蜉蝣呼吸するたびに拡がる透明な官

五十嵐きよみ (晴れ、ときどきため息まじり)
一呼吸おいて切り出す不用意に泣かないように目を見開いて

ひぐらしひなつ (エデンの廃園)
病む人のうすき呼吸をたしかめて白き花瓶に挿す夏の花

近藤かすみ (気まぐれ徒然かすみ草)
筋肉の伸びと縮みを司る呼吸はヨガの動作(アサナ)の要

史之春風 (はちぶんめblog)
溜息と深呼吸とは似て非なる排出濃度(規制しません)

大辻隆弘 (大辻隆弘 題詠100首のために)
真夜中の花舗のガラスをくもらせて秋くさぐさのしづかな呼吸

我妻俊樹 (vaccine sale)
肺呼吸にうつるところでしくじって一からやりなおす俺じゃない

桶田 沙美 (31Words Runner #011)
ひと呼吸おいて貴女の唇をふさぎケンカにピリオドを打つ

蓮池尚秋 (ハスタンカ☆ブログ)
炬燵から落ちたミカンは過呼吸と雨と目覚まし時計のあいだ

水野加奈 (水の中)
人工呼吸したりされたりするような災難もなくこの夏終わる

2010/09/19  | trackback(0) | comment(0)


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