らくだはお気楽
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055:乾燥 より

肌よりも乾燥しやすい心かも知れずちいさな詩集をひらく
あいっち (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)

 南 葦太さんのお茶漬けの歌も捨てがたいが^^;、今回はお笑い系より純な心を。

 乾いた心を潤すものが詩だと衒いもなく言えるのは、羨ましいことだと思う(皮肉でなく)。
 「小さな詩集」はあまり有名でない人のあまり知られていない詩集のイメージ。教科書にも載っているような大層なのじゃちょっと水気が足りないというか^^;
 ちょっとしたことで「明日またがんばろう」と思える、そのちょっとしたことが欲しいとき「詩集をひらく」。もの静かな文学少女(古いね~^^;)のようだが、普段はがらっぱちと思われている人だってこういう面はあるのだよ。人に見せられない一面だからこそ「乾燥しやすい心」なのであって、そういう人ほど「ちょっとしたこと」はなかなか他人からもらえないから、やっぱり「詩集をひらく」のだ。
 音楽、映画、写真、小説、漫画、詩――人によってそれぞれ違うのだろうが、生きていくには心のご飯も必要なのだ。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


此花壱悟 (此花帖)
町内の乾燥機から春便りメタ・フローラルの熱風が吹く

穴井苑子 (猫のように純情)
乾燥機の中でふわふわまわってます あんまり夢のないものたちが

流水 (流水(るすい)の短歌Caf'e)
じゅうぶんに乾燥させて吊り下げる花も魚も人の言葉も

沼尻つた子 (つたいあるけ)
戻らないものだけを乞うと知っているボウルにあふれる乾燥わかめ

南 葦太 (「謙虚」という字を書けぬほど)
乾燥と飢餓と怠惰と利便性 丼に棲む混沌に湯を

斉藤そよ (photover)
もうなにも含んでいないふりをして乾燥機からあらわれる声

萱野芙蓉 (Willow Pillow)
かたくなに少女を演じてゐるやうな乾燥いちごが浮かぶシリアル

幸くみこ (わらびもち食べたい)
乾燥機に忘れ去られたシワくちゃのアンパンマンはそれでも笑う

久野はすみ (ぺんぺん100%)
ひとさじの乾燥果実たずねたい事はきかずにおくほうがいい

2010/06/06  | trackback(0) | comment(0)


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