らくだはお気楽
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038:穴 より

埋めらるるものを待ちゐてぽつかりと穴貪欲に己を開く
小早川忠義 (ただよし)

穴のあるからだにうまれ理由などないのでしょうね うめたいのです
富田林薫 (カツオくんは永遠の小学生。)

 どちらも読み手次第だが(とまず断ってから)、下品でないエロ歌として久々のコラボ。
 
 小早川さんの歌は、一切からだとは言っていないのだが、やっぱり「貪欲に己を開く」と言われれば、知らず顔の赤らむそれなりの年齢^^;
 富田林さんの歌はからだと言っているがもちろん、人間と限定してはいない。けどやっぱり「うめたいのです」と言われれば、どこやらがきゅんとしなくもないそれなりの年齢^^;

 ということで、この二首は、読み手のエロ度を判定する歌でありました。(いや~ん

 ちなみに、エロ度抜きの方向で読んでみると、小早川さんの歌はオバケ花ラフレシアのイメージ、富田林さんの歌はちくわとか鉛筆削りとかなんか、そういう生き物でないもののイメージなのだった。(それはそれで広げようもあるかもしれないけど)

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
整然と穴開けられしビニールが畑を覆い小さき芽が吹く

原田 町 (カトレア日記)
わが町の財政つとに厳しきか道路の穴も放置されをり

ダンディー (旅を愛する男)
をちこちに車線規制のはじまりて穴また穴の季節となりぬ

振戸りく (夢のまた夢)
前もって言っておくけど最初から穴のあいてるジーンズだから

花夢 (花夢)
平然と世界はある 違和感のしずくが穴を穿つとしても

佐原みつる (あるいは歌をうたうのだろう)
蓮根の穴の数など数えつつ今日一日を過ごしてしまう

村本希理子 (きりころじっく2)
自転車のチューブはみづに沈めらる見えぬ穴より泡を噴きつつ

小籠良夜 (《冥の逸脱》)
墓穴掘る男よ汝(うぬ)が若さもて我に示さむブラックホール

繭 (アブストラクトマイライフ別館)
たそがれにがばと口開け黙りたる遊具の穴はシェルターに似む

月原真幸 (さ か む け の ゆ び き り 。)
落とし穴みたいに隠すこの胸のからっぽ(だから時々落ちる)

やすまる (やすまる)
耳たぶのちいさな穴ははつ夏の風に穿たれたいたみの証

わたつみいさな。 (乱切りくじら)
私ではない人の夢に出かけたね靴底に穴が開いていたよね

兎六 (一人暮らしの日記)
穴の字にふたがあるのでうたがいもなく水筒へ麦茶を注ぐ

橋都まこと (笑ってどこでもサヴァイヴァル)
殺人を防ぐためなら鍵穴を覗くも厭わぬポアロのポリシー

みち。 (幸福アレルギー。)
東京は穴なのだろう 泣くほどじゃない寂しさで息ができない

(題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
この部屋のどこかに穴があいていてやる気やピアスをときどき失くす

夜さり (夕さり夜さり)
はつ秋のあさけ言葉は降り鎮む 《私は穴であなたは杭で》

2010/03/22  | trackback(0) | comment(0)


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