らくだはお気楽
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016:吹 より

霊が寄るならば吹き消すしぐさならむ黒びかりせる手燭一対
多田零 (小夜子別館)

 きゃー、霊が見えなくてもろうそくがふっと消えたら来ているわけですね。
 怖いね。
 電気より圧倒的にろうそくが消えるほうが怖い。
 「黒びかりせる手燭一対」ですから、ええ。
 怖いわ~。
 詩情よりもおどろに惹かれるワタシ^^;

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
まだ青き稲穂に夏の風吹きて白川郷は草の香りす

白辺いづみ (Iduming☆World)
ストローを口にくわえて「間違いのない人生」を吹いて飛ばして

遠山那由 (百億粒の灰の鳴る空)
主なき椅子に座れば背中から身体の中を吹き過ぎる風

川鉄ネオン (今週の俺が俺が)
春風に吹き飛ばされた純情を涙で拾え青春命日

飛鳥川いるか (しぐなすの短歌感電ノート)
まなうらの闇はつめたしまぼろしの吹雪はつねにわが裡にある

帯一鐘信 (シンガー短歌ライター)
風の吹く牢屋の壁に耳をあて脱出謀る 未来予想図

佐原みつる (あるいは歌をうたうのだろう)
吹き替えのフランス映画の中にあるまだこんなにも懐かしい声

振戸りく (夢のまた夢)
風船にカレーの息を吹き込んで飛ばして遊ぶ日曜の午後

笹井宏之 (【温帯空虚】)
えのぐいれひらいたとたん概念としての大人が吹っ飛ぶのです

理宇 (±雑記蝶)
似合わない癖に明日を儚んで君は掠れた口笛を吹く

兎六 (一人暮らしの日記)
つる草のトンネルぬけて廃工場パンフルートを吹いたのは誰

村本希理子 (きりころじっく2)
吹抜のある家に住みふきぬけて行くものたちを見送りてをり

近藤かすみ (気まぐれ徒然かすみ草)
フルートにそのため息を吹き入れて「楽」を授けし河合隼雄は

夜さり (夕さり夜さり)
鬼頭(おにかうべ)吹上沢の滝つぼに女体沈めて蛇ともならん

2009/10/02  | trackback(0) | comment(0)


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