らくだはお気楽
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009:週末 より

かくめいが消息不明になってから週末ごとに釣りに行く叔父
野樹かずみ (告げ忘れたこと)

 かくめいを何と読むか。
 作者から宿題を出されたみたいな気分。
 まぁ、普通に「革命」と考えると、この叔父の過去の勇姿を想像して、現在のしょぼくれた背中を連想して、70年安保の頃の日本を知らない私は当時のニュース映像を思い浮かべて、などなど。平和ボケ日本に居場所を探しあぐねる叔父の哀しみがうっすらと感じられる。
 さて、これが固有名詞だと考えてみよう。息子とか、飼い犬とか。
 途端に武闘派がただの親父に早変わり。がっくり肩を落とす父親の図。でもそんな読みがあってもいいんじゃない?
 という、楽しみを味わえる一首でした。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
子と孫の帰りて後の週末は妻と二人で碁を打ちており

富田林薫 (カツオくんは永遠の小学生。)
もうだいぶ一人でいるのもなれたから週末のよていはコンビニで買う

飛鳥川いるか (しぐなすの短歌感電ノート)
気化したる夢をまとひて週末の朝のまどろみ僅かに重し

野樹かずみ (告げ忘れたこと)
かくめいが消息不明になってから週末ごとに釣りに行く叔父

花夢 (花夢)
ふと、彼に似てる。と思う 週末になるとかならずあらわれる猫

野州 (易熱易冷~題詠blog編)
亀鳴くを聴かむとしつつ週末の雨止まざれば池を離れたり

みち。 (幸福アレルギー。)
ただすこし泣きそうな日がふえてきて東京タワーにのぼる週末

兎六 (一人暮らしの日記)
振り向いたかごめかごめの真後ろは週末だから誰もいないよ

丸山汰一 (短歌 Before Sleeping)
「牛丼の並、つゆだくで」それ以外何も話さなかった週末

小籠良夜 (《冥の逸脱》)
惑星に雨降り止まず非番なれど此の週末は鎌を研ぐ邪鬼

ひぐらしひなつ (エデンの廃園)
閉園が通達されて週末の飼育係に降りしきる花

謎彦 (ジャポン玉)
週末は世紀末よりも五千倍こまめにめぐってくるのに今でも定義がつかめない

2009/08/22  | trackback(0) | comment(0)


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