らくだはお気楽
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099:刺 より

天性の詩魂ならねば菱形の自己免疫に刺され放題
謎彦 (ジャポン玉)

 ものを知らないお気楽堂ですので、調べました^^;
自己免疫……なんらかの原因で自己の体の構成成分に対して起こる免疫反応。
自己免疫疾患……本来異物(非自己)に対しての防御反応として現れるはずの免疫が、自己(細胞や組織)に対して示されて、それを排除しようと抗体を作り出し攻撃してしまう事を指す。代表的な自己免疫疾患として、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、バセドウ病、シェーグレン症候群などが挙げられる。

 自己免疫が菱形かどうかは分からなかったが、歌を読むには差し支えない。
 「天性の詩魂」……ないなぁ。そして頭で言葉をこねくり回しているうちに短歌の「自己免疫」に「刺され放題」となるわけである。
 謎彦さんほどの短歌が作れる人でもこんな風に思うんだ。私なんて「刺され放題」を経て「自己免疫疾患」重症患者になるではないか。
 あ、何も自分のこととは言っていないよね。苦々しく思う詠み手に対する痛烈な批判の歌かも。それなら納得である。こんな喩えで批判できる時点で「天性の詩魂」は十分持ち合わせていると思いますです、はい。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略

行方祐美 (やまとことのは)
刺繍針からんと光る夕まぐれ破った手紙はもう戻らない

小早川忠義 (ただよし)
祖母の手に鉛筆削る肥後守刺すを知らざる刃の鈍き色

るくれ (とっても単純なこと)
おわかれのはずだったのに縋ってさ。しかも心臓刺せなかったし。

なまねこ (路地裏稼業)
刺すような冷たい空気かきまぜて二人で歩く ゆるされるまで

野良ゆうき (野良犬的)
冬の蚊に刺されたような悔しさに奥歯を噛めば奥歯が欠ける

みなとけいじ (海馬)
刺すものも刺さるるものも柔らかに肉の冥きを湛へてをれば

佐原みつる (あるいは歌をうたうのだろう)
取り立てて言うことはなく玉子かけご飯に刺身醤油をたらす

黄菜子 (月待ち人の窓辺)
刺草を編むごときかな詠うとはいくたびを血の滲みいづまで

遠藤しなもん (忘れちゃった。)
刺すくらい嬉しかったの 永遠を誓わなくてももういいんだね

大辻隆弘 (大辻隆弘 題詠100首のために)
われを刺す晩秋の蚊にうつくしき死を与へむとしつつためらふ

2009/01/05  | trackback(0) | comment(0)


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