らくだはお気楽
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091:砂糖 より

甘い嘘潜めておりぬ砂糖壺 少女の顔で二匙掬う
ことら (ことらのことのは)

 砂糖に甘い嘘は付き過ぎかなぁと思いつつ、でも砂糖壺って漢字で書くと、昔祖母の家で見た黒っぽい陶器の入れ物を連想して、あれならなにか潜んでいそうだなぁと思う。しかも、潜んでいるのではなく、少女の顔をしている少女ではない人が、潜めているわけで、しれっと二匙掬うあたり、なんだか、にっこり笑って毒入りリンゴを差し出す魔女のようだなぁ、なんてアブナイことを考えてしまった。うーん、女っておっかないのねぇ。

 久々のコラボになるが、

90の真実10の嘘を混ぜ砂糖の毒をまぶして男
夜さり (夕さり夜さり)

 こちらは、嘘と誠の上に砂糖の毒をまぶすと男になるという。でもそれは女の目線なのだ。当の男は10の嘘を混ぜていることも自覚していないかもしれない。
 男の目線からは、女が隠している嘘やら毒やらはどう見えるのだろう。それから少女の顔の下の本音は。(でも、どっちの歌も、女に見えていることを男は分かっていない、ばかだねぇまったく、という感じがするんだけど)

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略

船坂圭之介 (kei\'s anex room)
じりじりと寄り来る蟻の数匹を砂糖の蔭に蜘蛛の待ち居る

丹羽まゆみ (All my loving ♪)
息を吐くやうに沈みし角砂糖みなもにはつか泡を浮かべて

髭彦 (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
奴隷らのうめきと血をば塗りこめし白き砂糖の黒き歴史よ

ゆあるひ (ゆあるひの鍛高短歌4)
しっとりと憂いを含む白砂糖いいよ時には怒ってみても

青野ことり(こ と り の ( 目 ))
丁寧に葉をひらかせるひとときにすみれ砂糖のちいさな欠片(かけら)

暮夜 宴(青い蝶)
角砂糖ひとつふたつのやさしさは持ち合わせてるつもりでいたの

あんぐ (あんぐの短歌)
色恋は戦いだから珈琲に砂糖を入れて甘くしてみる

小早川忠義 (ただよし)
溶け残る砂糖グラスに淀みゆくそのざらざらの存在のまま

五十嵐きよみ (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
スプーンの上で炎をあげながら崩れる角砂糖も未来も

みなとけいじ (海馬)
床の上に零れゆく砂糖の粒子 消された記憶が君にあったか

小籠良夜 (DARKSIDE OF THE MOON)
貴殿なにを悶絶しやる パニックに落ちて砕ける砂糖壺など

笹井宏之 (【些細】)
どこへゆくこともできない 心臓に氷砂糖が埋められていて

市川周 (ミルミルを飲みながら)
砂糖黍畑に新種のエロ河童ざわわざわわと広がるうわさ

今泉洋子 (sironeko)
真白なる砂糖奮(ふる)ひて君がためケーキ焼きたるとほき極月(ごくげつ)

みにごん (MINI'S LIFE blog)
濃密な夜が始まる足元でゆっくり溶ける砂糖を舐めて

2008/11/23  | trackback(0) | comment(0)


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