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084:世紀 より

category: 題詠選り好み2006
28世紀の人のほとんどは超能力を備えています
振戸りく (夢のまた夢)

 すごいな。
 せいぜい考えても22世紀がやっとなのに、28世紀とは。
 超能力を持ったとして、それがいいのか悪いのか、21世紀の今は分からない。だいたい、今考えている超能力は、その頃「超」でなくなっているかも知れん。
 で、「ほとんど」に含まれない人はどんな人でどう生きているんだろう。やっぱり迫害されたりするのかしらん?
 あら、そんなブラックな歌じゃないよねぇ、失礼しました。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略

しゃっくり (春雨じゃ)
薄幸の民は世紀の偶然を努力ではなく強運と呼ぶ

丹羽まゆみ (All my loving ♪)
半世紀分の埃を地にこぼしゆるり崩るるうぶすなの家

秋野道子 (気まぐれ通信)
いつまでも新幹線と呼ぶように二十世紀という梨がある

中村成志 (はいほー通信 短歌編)
6年の余白を潰し刻々と僕の世紀が目減りしてゆく

ふしょー (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
今世紀生まれが入社する前に退職したい 目標その弐

謎彦 (ジャポン玉)
信長の愛唱曲をフロイスはすずしげに「半世紀」と訳す

栗凛 (ス芸紙一重?)
今頬を掠めた風は追い越して先の世紀で僕を待ってる

笹井宏之 (【些細】)
半世紀かけて森林公園と海浜公園が愛しあう

飛鳥川いるか (しぐなすの短歌感電ノート)
電波とかウイルスとかが空を翔ぶ世紀なんです、ダ・ヴィンチ先生!

みなとけいじ (海馬)
夕立が来て去っていくぼちぼちと吾に来向かうか二十二世紀

小籠良夜 (DARKSIDE OF THE MOON)
冥王の星も掻き消す嵐きて魔王世紀のあらまほしけれ

野良ゆうき (野良犬的)
いたずらに世紀重ねて人間はまだアクセルを踏んでおります

おとくにすぎな (すぎな野原をあるいてゆけば)
「二十一世紀」と名乗りそこなって新種の果実ひっそり熟れる

佐原みつる (あるいは歌をうたうのだろう)
まとまった暇はあんがい取れなくて次の世紀が迫っています

かっぱ (きゅーりをこのむ)
子が生まれわたしに「二十二世紀がある」ってことの意味が生まれた

田丸まひる (ほおずり練習帳。)
世紀末につながっていた右手とはちがう右手の指を噛む朝

大辻隆弘 (大辻隆弘 題詠100首のために)
君はかなしくのびたる脚を組みかへて世紀の終る夜を渡つた

星川郁乃 (Air Station)
ヒトの血に昏い遺産は受け継がれどの世紀にも戦争がある

千 (Mille et une nuits)
私は22世紀に踏み込めずドラえもんには会えそうもない

2008/03/27 Thu | edit? | trackback(0) | comment(2)


Comment

こんにちはとこんばんはの境目です★かはたれにはまだ明る過ぎます

公害問題真っ盛りに成長した世代としては、まさか
無事に21世紀を迎えられるとは思ってもみなかったですね〜★
最近、新聞で昭和前半の記事が出て来ると、
西暦だけでは計算が出来なくなって困ってます…ーー;
小籠良夜 URL | 2008.03.29 | edit?
いやー、人生で年号が複数になったらもう、すべて西暦で表してほしいです〜。足し算引き算がめんどくさくって^^;
といいながら、80年代がもう四半世紀昔のことだと、未だに頭が理解してくれません^^;

年をとるっていやぁね。
お気楽堂 URL | 2008.04.03 | edit?

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