らくだはお気楽
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070:章 より

片陰に日章旗たるる人形町ぺろりと舌をだす地域猫
みの虫 (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)

 地域住人に世話されている幸せな野良猫を地域猫と呼ぶらしい。「ぺろりと舌を出す」という表現はあまり良い意味に取れない。「しめしめ、上手くいった」的いけずうずうしさを感じるではないか。まぁ、猫だし、毛繕いするときはべろーっと舌が出るものだから、そういう普通の風景ととらえてもいいんだけど。
 そよとも風の吹かないかんかん照り、という景色は浮かぶのだが、あいにく人形町に馴染みがないため、作者が人形町に持たせた背景がピンとこない。まったく、己は何年東京に住んでいるのかと情けなくなる。それでもなんだか、ちょっと気になって立ち止まってしまった歌だった。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略

かっぱ (きゅーりをこのむ)
その章を読み終えてなお読みたいと思える本を生きていますか

五十嵐きよみ (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
泣けばいい予備の男が慰めにくるのはおんなの勲章だから

星桔梗 (風船がわれるまで)
最終章だけは私の許にある押さぬハンコは未練だろうか

素人屋 (素人屋雑貨店)
前兆も気配もなくて唐突に第二章から始まるなんて

ワンコ山田 (歩道を走る自転車のこども)
八月の日差しが重い泣きそうで喪章喪服の波にまぎれる

ぱぴこ (テクテク)
終章の見出しのようなネクタイを締めて本日君をもらいに

松本響 (春色ぶれす SIDE-D)
文字の無い小説を読む青年が第三章に栞をはさむ

佐原みつる (あるいは歌をうたうのだろう)
きっと読み返すのだろういくつもの折り目をつけてまた序章から

田丸まひる (ほおずり練習帳。)
終章にたどり着けない道だって気づいたままでどこまで行くの

(虹色アドレナリン。)
確実にわたしの未来は減っていて終章ばかり破いて捨てる

内田誠 (その言葉の行方)
終章と序章がふいに交差する真夜中過ぎの飛べそうな空

2008/02/08  | trackback(0) | comment(0)


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