らくだはお気楽
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045:桑 より

さわさわと桑の葉を食む蚕たち幼き日々はのどかに暮れる
遥 (うたのたね) 

 蚕棚で大切に育てられている御蚕さんも「幼き日々」はたしかにのどか。釜茹の刑が待っているなんて夢にも思わないだろう。
 その御蚕さんに桑の葉をやって育てる側の人間も、「幼き日々はのどかに暮れる」。この歌の蚕を見ているのは子供で、それは主体の子供時代の追憶かもしれない。
 そんな子供時代が遠い昔となった今は、のどかどころじゃない、という心理かなぁとも思うが、あんまり世知辛い読みはしたくない、やわらかい歌だ。農村ののどかな夕暮れの景が似合う。
以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略

辺波悠詠 (独りよがりの傘を開いて)
あの頃の私にとって、桑の実はまぼろしを知る手がかりでした

秋月あまね (あさまだき)
よろこんで死んでいったとされているその真実を知る仏桑花

美穂 (どうしようもない私にも天使は微笑む)
どの人の胸にも響く名曲をまだ秘めている桑田佳祐

只野ハル (Ordinary days)
伝説の扶桑の国に聳え立つ巨木を照らし朝日の昇る

廣珍堂 (ひろちん。の鬱と妄想の日々BLOG)
桑を食み眠りの近き蚕より京友禅の夢の気配す

深影コトハ (歌う月の横顔)
桑の実を赤く潰して駆けていく子らの背にペルセウスの翼

はぜ子 (ワナビーポエマー.)
くちばしに触れたか否か桑の実の酸いも甘いも未だ分からず

とおと (Soupe du Louve)
美しき扶桑の国に十羽目の金烏墜ちゆく 永きたそがれ

ゆき (ひたふる君を)
桑色の栞しづかにはさみ終へ桜夙川降りてゆく人

東馬 想 (twelve I want you)
あの夏の桑田真澄の血と汗の 99.9%

閏 (○の▲)
おしらさまあそばせ桑の枝をもて 蚕の女神の遠き野の恋

久野はすみ (ぺんぺん100%)
桑の葉のお茶をすすめる母といてわれはみえない繭にくるまる

2015/03/08  | trackback(0) | comment(0)


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