らくだはお気楽
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004:瓶 より

空き瓶の口をおまえが吹くときのいたらなさとはこういう響き
久野はすみ (ぺんぺん100%) 

 ぼゎーっていう感じの音よね。
 芯もなく輪郭もなく、音といえば音、でも音符になんてならない。そういう、なんというか情けない、だらしない感じ?を「いたらなさ」と言われると、なるほどなぁと思う。

 主体と「おまえ」の間に、「いたらなさ」につながる何かがあったんだろう。
 愛想尽かしまでそう遠くなさそうな……

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略

五十嵐きよみ (111.31KV620日記)
キッチンの隅で油にまみれおり使い残したオレガノの瓶

中西なおみ (平積みの葉)
その昔海に恋した罰として天に召された瓶のおはなし

原田 町 (カトレア日記)
鉄瓶に井戸水沸かし茶を淹れるそのもてなしに和む雪の日

西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
雪の降る季節となれば下駄箱に花なき花瓶ばかり並びぬ

花夢 (花夢)
なけなしのわたしらしさをからっぽの瓶にからんころんと落とす

みち。 (銀塩プロローグ。)
思い出が息をするって知らなくて塞いだ瓶からあふれる異臭

音波 (短歌のなぎさ)
片足が洋梨になり片耳は瓶に変わって痛みって何?

青山みのり (わざとじゃないもん!)
念入りに瓶の支度をととのえて捨てたいことば煮込みつづける

三沢左右 (Lazy Room)
澄みわたる酒なみなみと注ぎをり瓶にほほ笑むごとき一筆

小倉るい (たんぽぽの歌)
理科室の牛乳瓶の牛の字の下が100ミリリットルの線

閏 (○の▲)
この瓶に願いを言うと即叶う 殺られる前に他者に売らねば

柳原恵津子 (柳’s ラボラトリイ)
こんな瓶が投げられて燃えていた日々の想像もつかぬままの不惑よ

2014/12/25  | trackback(0) | comment(0)


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