らくだはお気楽
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030:財 より

晴れた日の散財のよう(さようなら)ときみを手放す
津野桂(くぎのスープ

 「(さようなら)」の読み方についてはあまり深く考えず破調(字足らず)として読んだ。
 「晴れた日の散財」、明るく朗らかで、ぱっぱかぱーと使う感じ。そしてそんなふうに「君を手放す」という。
 別れの歌としてはあっけらかんとしていて湿っぽくない。
 後悔しないという読みだったが、「晴れた日の散財」というのは気前よく行き過ぎて後悔する、と読むべきか。
 
 ()付きに何か特別な意味があるとしたら、そんな単純じゃないのかもしれない。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


ちょろ玉(ちょろ玉のコトダマラソン) 
ある。我の姿見として財布にも折り目ただしく折れない夜が

美亜(月夜の虹)
雷が鳴り止まぬ夜 財産と呼べるものなど持たぬやまねこ

黒崎聡美(ゆびおり短歌 )
財産の話はどこか童話めきベビーリーフのサラダを食べる

秋月あまね(/dev/null )
財布からお札を出して目の前で袋に入れて呉れる大叔父

守宮やもり(はちぶんめblog)
口金の壊れた財布 カネゴンは腹を減らして夜を彷徨う

流川透明(透明な竜の召還日和)
ボロボロに革の剥がれた財布からなんでそんなにお札が出るの

円(つきのこども/あぶく。)
購入のボタンクリックするたびに闇にちらばる浄財の音

梅田啓子(今日のうた)
白蛇の守り売らるる弁財天パックのたまご供へ置かれて

あわい(散り落つ泡沫)
金銀の財はなくとも君がため珊瑚の色に染める爪先

美穂(たなごころ)
床下で拾われ和紙に包まれて財布におさまる蛇のぬけがら

浅草大将(和歌の浦浪)
あをくもの白き巨塔もなにはなる財前教授つちにかへれば

2014/03/23  | trackback(0) | comment(0)


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