らくだはお気楽
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028:幾 より

幾重にも嘘を重ねて生きてきて死ぬことだけがほんとうだった
守宮やもり(はちぶんめblog

 「死ぬことだけがほんとうだった」という下句が心に突き刺さる。
 
 主体はこの誰かを好きだったんだろうか?それとも憎んでいたんだろうか。
 さんざん「嘘を重ねて生きてきて」、今さら死という「ほんとう」を突き付けられても、泣いていいのか怒っていいのか分からない。
 
 この誰かにとって主体は、「ほんとう」を受け止めてほしい希少な存在だったんだと思う。
 ていうか、そうであってほしい。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略

久野はすみ(ぺんぺん100%)
ロケットを夢見し日々も幾星霜、創元文庫のほこりをはらう

ゆうき(裕希)の題詠blog)
幾何学の研究メモは四次元の世界を家(うち)に持ち込んでくる

青山みのり(わざとじゃないもん!)
ひとつしか選べぬわたし 幾たびも書き直される飛行機の雲

翔子(花こみち)
幾多ある日々の葛藤ごまかしてお皿洗って珈琲飲んで寝る

音波(短歌のなぎさ)
まだ燃えているのは幾つなのだろう一千万年先の銀河の

由弥子(afterglow)
幾何学は通用しないシェルターで夢さえ見ないエリナリグビー

ろくもじ(タンカコタンカ 題詠篇)
幾らかの叶わなかった約束を質屋に入れて食べ物を買う

千束(嵐が丘に取り残されて)
幾度目の夏まで廻って待てばいい捨てられないまま文字が褪せてく

ロクエヒロアキ(6e)
幾つもの水を引き寄せ河となるあなたのうえに浮かぶ箱舟

佐藤紀子(encantada)
幾許か多めに入れる賽銭に口には出せぬ願ひを一つ

こはぎ(こはぎうた)
幾つかのイミテーションの友情を飾って笑う教室の隅

海(垂れ流しstyle)
幾重にも愛も恨みも積み重ね結婚十年目のミルフィーユ

芳立(芳立五蘊)
さくら花ふぶくこよひは幾たりの児らや生まれて朝を見ざらむ

2014/03/19  | trackback(0) | comment(0)


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