らくだはお気楽
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020:嘆 より

遅霜の傷も嘆きもおぼおぼと柔くつつみて春の蓬葉
有櫛由之(有櫛水母

 蓬は食べるために摘むものという先入観と、最近では蓬でも花粉症になるということも聞いたりで、こんなふうにきれいな蓬の歌を読むとごめんなさーい、とあやまりたい気分。
 「遅霜の傷も嘆きも」と、一見冷たくて痛そうな詠み始めだが、「おぼおぼと柔くつつみて」という措辞で、蓬の柔らかさから春のおぼろの柔らかい空気感まで、ほわーっと感じられる。
 ので、「春の」は余分なぁと思った。ま、それも自分が俳句に馴染んでいるからだけど。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略

久野はすみ(ぺんぺん100%)
がま口をパチンととじて嘆くのが得意な母よゆっくり老いよ

黒崎聡美(ゆびおり短歌)
悲嘆などしてはいけない花たちが朝には枯れてしまうのだから

由弥子(afterglow (Just to hear your call...genesis))
夕暮れに飛べない人はくれぐれも嘆きの回廊を横切るな

稲生あきら(遠くからきこえる)
嘆いてもはじまらないし今日のことは星占いのせいにしとこう

美亜(月夜の虹)
きんいろの夢の気配を追いかけて雨夜の月が悲嘆にくれる

音波(短歌のなぎさ)
うつくしい舟だお前はもう二度と嘆くな海を見ないとしても

未来るちる(題詠blog@未来るちる)
他に目を向けてみようかそれほどに嘆く力が残っているなら

ろくもじ(タンカコタンカ )
嘆きたいことなんてない ケータイを捨ててしまえば青空に虹

五十嵐きよみ(111.31KV620日記)
五線譜におさまりきらない高音で嘆き悲しむ夜の女王

光本博(おぼつかな)
感嘆符つけるでもなき日常に饂飩三玉買ひ忘れたり!

船坂真桜(100poetry)
この身には過ぎた願いであったなと詠嘆形で結ぶ片恋

はこべ(梅の咲くころから )
嘆きつつ独り寝る夜に湯たんぽは 黙っていてもただやさしくて

砂乃(通過列車)
嘆息を見せてはならぬ管理職 壊れた笑顔を両手でつける

2014/02/02  | trackback(0) | comment(0)


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