らくだはお気楽
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017:彼 より

誰そ彼という語を知ってからのこと君だと思う五時の夕闇 
円(つきのこども/あぶく。

 むぅ、幽霊じゃなければ怪しい人よね。

たそ‐がれ 【黄=昏】
 《古くは「たそかれ」。「誰(た)そ彼(かれ)は」と、人の見分けがつきにくい時分の意》
 1 夕方の薄暗い時。夕暮れ。
 2 盛りを過ぎて終わりに近づこうとするころ。「人生の―」  (デジタル大辞泉より)


 「五時の夕闇」は季節で言うと夏はなし、真冬ももう真っ暗だから、やっぱり晩秋か早春よね。そういう意味では「人生のたそがれ」に当たるかも。(その場合は晩秋がふさわしい)
 でもこの歌は、そういう雰囲気ではなくて、「君」はとにかく正体不明なんだと思う。(もちろん詩的な意味で)
 主体は「君」のことが好きだが、ちょっと怖れてもいるのかもしれない。そんな自分の心理がまた、「誰そ彼という語」とシンクロしてしまったんじゃないだろうか。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略

青山みのり(わざとじゃないもん! )
椅子ばかりふえるリビング 彼岸にはねじれた雲が西へながれる

壬生キヨム(ぼくはこんなことが好き。)
彼方まで行けないのならいつまでも同じ時間に目覚める準備

kei(シプレノート)
うつくしくネオンきらめく日本の彼岸此岸のあわい揺らして

流川透明(透明な竜の召還日和 )
この世でも結ばれなかったあの人が彼岸で待っているはずないし

夏樹かのこ(鹿の子帳 )
記号化した彼女は教科書だけにいるMaryみたいにきれいに笑う

不孤不思議(底津石根 )
湧き水に馬と並びて水を飲む峠はすでに誰彼の時

穂ノ木芽央(白紙委任状 )
その胸の彼方にあらば幸ひと涙のかたちの想ひ出をおく

2014/01/30  | trackback(0) | comment(0)


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