らくだはお気楽
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001:新 より

新雪と呼ばれることもなく水になったものらの名を考える
円(つきのこども/あぶく。

 淡雪、と言いかけて、それは春の雪だと思い出した。
 寒いから雪になる、そういう季節にせっかく雪として降ってきたのに、積もりもせずとけて流れてしまうもの。
 雪なんだけどね。とけた後では誰も雪とは言わない。

 主体は、雪が舞い落ちてくる中空ではなく、水になってしまった地面を見ている。そしてその「ものらの名を考える」という。ここがポエミー。うらやましい。
 ああ、自分の頭の硬直加減が情けない。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


yui(Romantic irony)
世界から半分くらいはずれている もう新聞も読んでないから

青山みのり(わざとじゃないもん!)
新月の弥生の闇にためらいを吐き出すごとくさくら咲き初む

久野はすみ(ぺんぺん100%)
わがうちの狐をすべて動員しえっさほいさと新米運ぶ

七色小鳥(七色小鳥)
新しいあなたのような風だから耳をすませてあわいおわかれ

白亜(雲いろの栞)
真新しい頁をめくる指先にやどるひかりを朝と名付ける

kei(シプレノート)
新しい明日はきっとやって来る赤い表紙の新約聖書

藤田美香(クジラの砂時計~明日、たとえば雨でいいから)
今ここにわたしが居ること新聞の天気予報は干からびている

ウクレレ(ポケット短歌。-ウクレレ式短歌blog-)
更新をしないブログに訪れる44人に言う「ごめんなさい」

民谷柚子(雑記帳)
右手から新しい目がはえてきて僕のひみつを見るのでこまる

紫苑(紫苑がさね)
闇ぬちをはるか港ゆひびきくる汽笛にあけぬ新玉の春

音波(短歌のなぎさ)
うしなえば忘れる香りひとびとが新しくなる雑踏の中

今泉洋子(sironeko)
新しき春の香のする蕗の薹見つくる度にわらべがへりす

鮎美(Continuo)
拉致問題語る新潟日報にくるまれ父の大根届く

山本左足(砂上楼閣)
やがて満ちまた欠けてゆく恋だろう上りはじめた新月を見る

黒崎立体(Re:re)
いつからか桜が胸に痛くなり新しくなどなれないと知る

2014/01/11  | trackback(0) | comment(0)


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