らくだはお気楽
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024:玩 より

デパートの玩具売場で軍艦の模型を探す父は別人
南野耕平 (ボクといっしょに走りま専科)

 どっちだろう?
 元軍人のノスタルジーか、プラモデルマニアの嬉々とした眼か。
 
 南野さんのブログからリンクをたどると、昭和32年生まれとあった。
 通常、主体と作者は分けて考えるが、作者の年齢だと「父」が元軍人という年齢でもおかしくない。かつて海軍に在籍して、戦艦の乗組員だったかもしれない。
 
 宇宙戦艦ヤマトしか知らない世代(私のことです^^;)でも、そのモデルとなった戦艦大和の模型があれば「おおこれが」とばかり見入ってしまうと思うから、現実の軍艦に乗り込んで戦争に行ったのであれば、「別人」になってしまうのも無理はない。
 あるいは、造船に携わったということも有り得る。その場合もまた、思いもひとしおだろう。
 
 純粋なプラモデルファンの歌と読んだ場合。
 嬉々としておもちゃ売り場を探しまわる「父」と読むと、「別人」が別の含みを持って見えてくる。
 主体はそんな父が恥ずかしいんじゃなかろうか?
 「別人」というのは、もちろん普段と違う父の様相もあるが、そんな父からしれっと離れて他人のふりをしている、というような主体の態度にも感じられる。「いい年して」という含みを感じるから、主体は自分を「いい年」と思っていない……となると作者の実年齢よりは若い感じがする。さて幾つでしょう?(おぃ^^;

 それとも「父」は作者の自嘲なのか?……それもありうるなぁ……(え
 
 やっぱり鑑賞ってむずかしい……orz

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


夏実麦太朗 (麦太朗の題詠短歌)
地場産の間伐材でつくられた玩具あふれる ああ、道の駅

蓮野 唯 (万象の奇夜)
憎むならせめてその手で愛玩と名を付けてから殺して欲しい

もふ (もふ短)
コーギーが当たるまではと食玩を大人買いするお隣の主婦

葵の助 (螺旋浮遊)
玩具屋でゴーカイジャーは値下げされ戦士の任期も一年限り

高島津諦 (メロディは掠れた)
二人して買った玩具の発条をどうして私だけが巻くのだろう(発条=はつじょう)

さくら♪ (さくら草紙 ~第参章~)
新人でチビでメガネな担任を玩ぶのが生徒(ウチら)の日課

ぱぴこ (テクテク)
カラフルな知育玩具に背を向けてへちゃげたザルで遊び始める

黒崎立体 (re)
(そろわないまたおんなじの)食玩にひっついてくるラムネのハート

なまにく (にくにくし夜をひとりかも寝む-題詠blog用寝袋-)
ぱすぱすと掌のなか玩ぶ携帯電話とその向こう側

浅見塔子 (衛星ドロップ)
恋情に玩具のような名をつける軽く遊んで捨てられますよう

さとうはな (貝がらの小舟)
てっぺんに着く観覧車ぎこちなく玩具みたいな街と笑って ※玩具=おもちゃ

黒崎聡美 (ゆびおり短歌)
二槽式洗濯機からとびだした玩具のような家族の記憶

久野はすみ (ぺんぺん100%)
店中のロボットのねじ巻きたがる少年は春の玩具テロリスト

2013/07/31  | trackback(0) | comment(0)


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