らくだはお気楽
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051:漕 より

ボート漕ぐ人らのいない湖に女ふたりでお金の話
黒崎聡美 (ゆびおり短歌)

 叙情的な歌が多い中にぽつんと夢のな~い(え^^;)この歌、別にどうという内容じゃないけども。きになるのよね~。
 なんか、サスペンスドラマの、危ない話をしている場面みたいで。誰も見てない、誰にも聞かれない、そんな場所を選びました、みたいな。

 ま、実際のところは、なかよし友達と旅行に行って、きれいな湖を見に来て、たまさかお金の話になった、というだけのことだと思うけど。例えば保険とか相続税とか学費とか貯金とか、いくらでもある普通の世間話とか体験談。なんだけど、そりゃもうゲンキンな話には違いない。その現実味と静かな湖面との不釣り合い。
 つか、景色関係なし。
 女はこうなっちゃうのかなぁ。

 最初は主体がふたりのうちの一人と思ったが、「女ふたりでお金の話」という冷めた言い方からすると、主体は外野の第三者なのかもしれない。静かな景色を見に来たら、なんだか脇から景色そっちのけの話が聞こえてきて興醒め、みたいな。
 せめて、ふたりでよかった、三人だったらもう大変!(おぃ^^;

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬省略


西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
ボート漕ぐ手に花びらの散りたれば古き記憶がつと浮かび来ぬ

畠山拓郎 (風のゆくへは)
過去形の恋を忘れて漕ぎだそう弥生の空に催花雨が降る

東雲の月 (知のさざなみ)
波の散る早瀬漕ぎ抜けゆるゆると物憂き船の下り行くかな

南葦太 (「謙虚」という字を書けぬほど)
立ち漕ぎのペダル踏み込む脹脛 帰る場所なら過去にはあった

藻上旅人 (創作のおと)
ボート漕ぐ手を休めては空を見た言えなくってもいいと思った

紗都子 (羽うさぎの日記帳)
漕ぐ舟は波にさからう両腕にみなぎるものをオールにのせて

萱野芙蓉 (Willow Pillow ?)
今宵照る月の面の陰翳をガレーの漕ぎ手も見たかもしれず *面=おもて

藤野唯 (Sugarmint)
いままでの恋を落としてゆくようにペダルを漕いでゆく長い坂

みち。 (銀塩プロローグ。)
今日はもう漕ぎたくなくて真夜中を5%の坂道にする

はせがわゆづ (迷走ランドセル)
反射するみなもにとけてゆくつもり手漕ぎボートのうえのふたりは

T-T (短歌備忘録 )
真っ白なシャツを帆にして自転車を漕ぐ君の背がとけ込む夕焼け

2012/12/09  | trackback(0) | comment(0)


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