らくだはお気楽
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048:束 より

たましいの行き着く先を考える バケツの中の菊の花束
龍翔 (The Flying Dragon)

 四十九日の法要だろうか。 
 「バケツの中の菊の花束」だから、普通のお墓参りかもしれないが、たましいの行方を思うのはなくなってからさほど経っていない頃と思う。お墓があれば納骨は四十九日にするらしいので、やっぱりそのあたりかな。
「行き着く先」に時間の経過を読むとしても、せいぜい一周忌くらいまで、という気がする。
 
 亡くなったのは主体の家族か、親戚か、友人か。
 わりと淡々とした詠い方なので、故人の魂そのもののことではなく、死によって人のたましいというものはどうなるのか、というような哲学的な思索に近いように思う。
 下の句が、茫洋となりそうな全体をきゅっと引き締めていて、渋い。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


夏実麦太朗 (麦太朗の題詠短歌)
札束は鼓動を持っているごとし車を買いに行くゆうまぐれ

飯田彩乃 (陸を離れる)
今日が如何に素晴らしい日であったかを証明したい夜の花束

足知 (ぶらつくらずべりい)
後ろ手にあなたは髪を束ねつつ夜の気配を綺麗に消した

猫丘ひこ乃 (ふりつむ☆ぷりずむ別館)
忘れない白装束で自転車を漕ぐおじさんとカゴの法螺貝

牛 隆佑 (消燈グレゴリー)
一人きり佇む 夜は暗いという約束事に救われている

本間紫織 (**JEWELRYBOX**)
守れない約束交わす夜でいい 今は誰かに溺れていたい

南雲流水 (流水(るすい)の短歌Caf\'e)
束縛は耐えられないし独りでも生きていけない梨剥きながら

冥亭 (《冥亭倶楽部》a darkside on the earth)
束の間のたわむれののち遠離るその星々の光さやけし

鳥羽省三 (臆病なビーズ刺繍)
送り火に歌稿一束投げ込んで成さぬ虚名の身の始末せむ

萱野芙蓉 (Willow Pillow ?)
いもうとの束ねた髪に揺れてゐるあれはわたしがなくしたひかり

星川郁乃 (Air Station)
素麺が二束残っていることも夏の疲れの一つと思う 

清次郎 (Conical flask)
もう二度と使わぬ鍵が鍵束に混ざりて胸に細き穴あり

秋月あまね (あさまだ記)
眼前の磁束を測りつつ思う世の中なべて磁場ではないか

2012/12/04  | trackback(0) | comment(0)


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