らくだはお気楽
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039:庭 より

寒太郎から逃れ来る庭先の雀の子らを愛して止まず
央上理史 (なかがみさとし・われひとりゐて)

 雀が好きなひとは意外と多い。
 まず、小さくて可愛い。余程の群れでない限りさほどうるさくない。そして人間との距離が近い。
 近年、雀が減っているらしいというニュースには驚いたが、雀といえば一番身近な鳥で、ちょっと表に目をやればそこにいる、そういうイメージ。
 
 「寒太郎から逃れ」て自分の庭に来たら、可愛くてしょうがないだろう。呼べば入ってくれるなら、家の中へ入れて温めてやりたい、という心境では。
 そこが犬や猫とちがうところよね。雀といえど野鳥。
 こんなに近いのに野生、というのが不思議で。でも絶対犯すべからざる距離があるのです。
 主体も、そこのところをちゃんと心得ている。窓越しにそっとみまもっているんだろうな。
 
 北風が吹き込まない庭の木の枝で、ふくら雀になってるのかな。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬省略


浅草大将 (和歌の浦浪)
帰る日やあるじをまつの戸のうちにいく年庭を守る白梅

南野耕平 (ボクといっしょに走りま専科)
庭先に見たことのない花が咲き見たことのない季節に出会う

香村かな (特別な予定などない明日でも)
庭先に三寒四温ゆらめいて胸に吹き込む春待ちの風

保武池警部補 (偶然の図書館の別館)
日々の糧元手には二羽鶏と鰐は庭にて供に彼の日々

水風抱月 (朧月夜に風の吹く。)
酒汲みて明くる机上の庭雀 朝(あした)の歌を書き留めもせず

酒井景二朗 (F.S.D.)
眺むべき庭なき暮らしなればこそ思ひ出さるる野邊の草花

るいぼす (るいぼすのブログ)
眩しくて私だけ目を閉じている 庭先で撮った家族の写真

(七十路ばばの独り言)
明日からは入院ですと庭に下り花終えし茎切りそろえたり

冥亭 (《冥亭倶楽部》a darkside on the earth)
わが庭にあさがお咲ける日もありき とおく咆哮せる火竜(サラマンダー)

睡蓮。 (睡蓮。の隠れ家ブログ)
小夜ふけて庭にさまよい来る蛍こっちの甘い水は醒めない

雑食 (題未定)
校庭の隅の銀杏に許されぬ思いを刻み続けたナイフ

理阿弥 (車止めピロー)
性愛を禁忌と呪う家庭にて少年いまだ少年のまま  *呪う=まじなう

片秀 (うつしよはゆめ よるのゆめこそまこと)
中庭はやたらとキレイOBの自己満足が敷き詰めてある

砺波 湊 (トナミミナト2011)
無花果がひとつ転がり庭隅の重力すこし歪ませている

久野はすみ (ぺんぺん100%)
箱庭にうつくしき森あるならば小さきわれを匿いたまえ

2012/10/27  | trackback(0) | comment(0)


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