らくだはお気楽
FC2BlogAdminRss1.0b

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/--  


016:絹 より

気を抜くと溺れそうです 絹帯を締め上げていく きゅっと泣く
安藤三弥 (妄想列車2011)

 色っぽ~い、けどかわいい。
 情事の後と読んだ。主体はほとんど溺れかけているのだ。多分、心のどこかでは帯も気持ちもパーっと解いてどっぷり溺れたい心理があるのだ。「きゅっと泣く」のは帯の絹鳴りにかけて心が泣いているのだ。
 溺れないよう帯を締め上げているのに、何を泣く必要があるか、といえば、意に反して、だからに決まっている。
 
 でも、理性が勝っているのよね、今のところ。
 主体の生活の平和のためにその方がいいのか、偽らざる自分を開放してやるほうがいいのか、これはまぁなんとも言えない。
 そこら辺、「妄想列車」の本領発揮というところ。いいわぁ~。(おぃ^^;

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬省略


tafots (許せないなら許さなくていい)
絹に似た化繊で良いし君に似た誰か愛してくれる人で良い

浅草大将 (和歌の浦浪)
栄えゆく国のたのみの絹糸につむぐ乙女の夢だにもなし

梅田啓子 (今日のうた)
絹さやの彩りそえる筑前煮ひとあし早く春の近づく

萱野芙蓉 (Willow Pillow ?)
絹糸は指にたのしも繭のうちにありし蚕の果ては思はず

空音 (100の秘密 2011)
滑らかなあなたの指を欲しがって絹の下着を身につける宵

小夜こなた (小夜こなた)
桜色の絹のストールなびかせて自粛ムードの春を闊歩す

雑食 (題未定)
絹鳴りを聞かせてくれたこの帯も柩に入れてお別れします

伊倉ほたる (ほたるノオト)
薔薇色の絹のスカーフひらめいて銀座を泳ぐ東京金魚

おおみはじめ (探花)
道ばたにあっけらかんと現れて静かに落ちる絹掛の滝

如月綾 (お気に召すまま)
絹糸の変わりに口から嘘を吐き籠もった繭の中で酸欠

冥亭 (《冥亭倶楽部》a darkside on the earth)
おとめごの肌(はだえ)より涌くきらめきで絹糸つむぐ虫もありけり

志歩 (dye white)
少年は呪文のようにループする「もめんじゃなくて絹ごしどうふ」

北爪沙苗 (count the steps that you take)
取り澄ましクローゼットに座るのも「絹の靴下」歌うのも夢

鮎美 (Continuo)
母のいふ砂漠はいつも月夜にて絹積む駱駝は必ず二頭

ひぐらしひなつ (エデンの廃園)
絹よりも木綿を好む六月がありてやさしい雨もひかりも

竹中 裕貴 (Milk Thistle)
そう絹で包んだ氷 おんなにはほんとうなんて必要ないの

2012/09/25  | trackback(0) | comment(0)


Comment

Comment?





Trackback

URL : http://raquta.blog73.fc2.com/tb.php/1039-a6d75908

ご案内

・(承前) 選り好み・前置き
作者も読者もコメント大歓迎。
何しろ周回遅れの鑑賞ですので、古いエントリでもご遠慮なく。

カテゴリ
2014 題詠百首 (102)
・2014 一首選一覧 (1)
・2014 題読選り好み (101)
2013 題詠百首 (103)
・2013 一首選一覧 (1)
・2013 題読選り好み (100)
2012 (0)
・2012 一首選一覧 (1)
・2012 題読選り好み (100)
2011 邪道七七 (100)
・2011 一首選一覧 (1)
・2011 題読選り好み (100)
2010 題詠百首 (102)
・ 2010 一首選一覧 (1)
・ 2010 題読選り好み (100)
2009 題詠百首 (102)
・ 2009 一首選一覧 (1)
・ 2009 題読選り好み (100)
2008 題詠百首 (102)
・ 2008 一首選一覧 (1)
・ 2008 題読選り好み (100)
2007 題詠百首 (37)
・ 2007 一首選一覧 (1)
・ 2007 題読選り好み (101)
2006 題詠百首 (102)
・ 2006 一首選一覧 (1)
・ 2006 題読選り好み (101)
楽屋話 (24)
くもの巣 (16)
からだから短歌 (5)
コメント
トラックバック
リンク
プロフィール

お気楽堂

Author:お気楽堂
のんびり行こう

御用の節はご利用ください。
メールフォーム

ご訪問ありがとうございます
以前の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。