らくだはお気楽
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014:残 より

さっきまでみていた夢の色をして夜明けのふちに消え残る月
希 (短歌ブログ・アブラカダブラ!)

  一見つかみどころのない抽象的な歌のようでいて、「夢」も「月」もちゃんと存在している、不思議な雰囲気の歌。そしてとてもファンタジーでポエミーで好き。
 
 「さっきまで見ていた夢」はあまりしあわせでない夢っぽい。かなしいようなさびしいような、一人取り残されたような、そんな夢。
 そんな「夢の色」って何色?と思う。月にたとえているからには、赤だの青だのピンクだのという色じゃなくて、「夜明けの」空の色に消えそうな(でも「消え残る」)儚い色。
 
 ということで、具体的に何も分からないが、とても切なくてさびしい歌なのだった。
 なんか、鑑賞もつかみどころのない文章になってしまった……とほほ。

以下、お気楽選歌
作者名(作者ブログ名) 敬称略


髭彦 (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
残さるる者にとりてはゴミならむ手放しがたき蔵書の山も

周凍 (混沌と言語)
さみだれて菖蒲もけぶる池の辺に春を残して苗代の水

五十嵐きよみ (111.31KV620日記)
大勢でいるのにひとり楽しげな歌の輪からも取り残されて

うたのはこ
君といた街の景色のあちこちに幸せな日の残像を見る

瀬波麻人 (a swallow under the moonlight)
春に追いつかれてしまう渡り鳥残り火にまだ羽をかざして

伊倉ほたる (ほたるノオト)
過ちをなかったことにできるほど修正テープが残っていない

龍翔 (The Flying Dragon)
残り物には福がある 残り者には福がある(お互い様です)

佐田やよい (低速飛行)
オルゴールの蓋を開ければ一つだけ残されていたラ音こぼれる

おおみはじめ (探花)
心ある人の言葉を待っている創作コミュに残されし歌

中村成志 (はいほー通信 短歌編)
残雪ゆ西風はるかわたりきてシーツ二枚を嬲りゆくかも

史緒 (史緒のふみょふみょ日記)
主なき郵便受けに残されし葉書に春の潮騒の舞ふ
※主=あるじ...

黒崎聡美 (ゆびおり短歌)
羊羹を一口食べてやりすごす寒さの残る春の夜の底

美亜 (余韻嫋嫋)
残された夢を集めて花にする妖精たちが住まう楽園

奈良絵里子 (詠んだこと)
びん底に残ったジャムが1人にはちょっと多くて結婚したい

豆野ふく (それゆけ!だいふくもち)
すき きらい、すき きらい、すき、 花びらを四枚残して頬染める君

清次郎 (Conical flask)
夕波に取り残されていつまでも砂のお城がたたずむ浜辺

2012/09/17  | trackback(0) | comment(0)


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