らくだはお気楽
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100:先 より

彗星が聞いたエキゾーストノート 酸素も尽きたその先の夢
南葦太 (瞬間移動する蝸牛)

 つい先日アイソン彗星の消滅が話題になったが、この歌はまるで予言みたい。
 参照: AstroArts より

 昭和生まれには彗星といえばハレーだが(見てないけど^^;)、あんなほうき星が消えてなくなるとは今まで考えもしなかった。ずーっと尾を引いて回り続けるんだろうと。
 
 太陽に近づいて燃え尽きる、その瞬間に彗星が聞くのは、自分が蒸発する時の自分の「エキゾーストノート」だろう。そして「酸素も尽きたその先の夢」は、またビッグバンから生まれ変わること、なんだろうか?
 ……うーん、そんな固定概念みたいんじゃつまらんねぇ。(ワタクシ頭固いデス……^^;

 せっかくの詩情も、読み手がダメダメで申し訳ありません……orz

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2013/12/26  | trackback(0) | comment(0)


099:趣 より

倍率を超えたところにある星の趣を読む空の家元
東 徹也 (詩歌句な日々)

 「空の家元」、いいねぇ。そういう風流ならお友達になりたい。
 望遠鏡で見えない先にも星はあって、見えない「星の趣を読む」、すてきだ。
 宇宙は神秘の宝庫ながら、科学の進歩で見られるようになったものも多々あり、それでも、「星の趣」というものは科学の目とは別の目でみるものだろう。
 
 ハッブル望遠鏡を個々が持てるわけじゃなし、「倍率を超えたところ」だらけで個人レベルはいいんだと思う。
 いつまでも月にうさぎがいると思って何が悪い!(ちょっと違うような……^^;

2013/12/26  | trackback(0) | comment(0)


098:激 より

音もなく降りつもる雪 静けさの中にひっそり激情がある
やや (言の葉たち)

 雪が積もりだすと静になる。しんしん積もっていく雪は、見るだけならきれいだが、生きていくものには厳しい。
 雪が秘めている「激情」は、実は人間が太刀打ちできるものじゃないんだと思う。

 読み違いしてると思うが、そんなふうに読みたかったのでした。

2013/12/26  | trackback(0) | comment(0)


097:尾 より

太き尾をのたりのたりとうち振りて洗濯物のうへにて眠る
鮎美 (Continuo)

 むむ、このブツがなにと語っていないところが肝やね。
 「太き尾」だからって犬や猫じゃないとはいえず、猫なんか「洗濯物のうへにて眠る」の大好きだし。
 あ、長毛種だとふさふさのしっぽだからこの歌の感じになるか。

 「のたりのたり」はトカゲとかワニを連想するのよね。眠る姿がほのぼのしてそうで、想像すると見かけとのギャップにちょっと和む。爬虫類なのに日向の匂いが好きなのか、と突っ込んだりして。

 「太き尾」でぱっと思い浮かんだのは実はユキヒョウなんだけど、動物園にしかいないしねぇ。
 ここはやはり、こんなにいるふさふさのどれかということにしよう。

 しっぽを見ているだけで癒やされそう。

2013/12/26  | trackback(0) | comment(0)


096:拭 より

お月さまの通る窓を拭うまだ異世界に行くおはなしが好き
ゆら (ことのはじっこ)

 私も好き~!
 多分還暦過ぎてもファンタジーを読むと思う。
 「異世界に行く」のはファンタジーだけでなくSFでもたくさんあるが、「お月さまの通る窓」ったらファンタジーでしょう。これ、天窓のことだよね、いいなぁ。拭くのは大変そうだけど、寝ながら月が見えたらいいよねぇ。

 「異世界に行くおはなし」、ナルニア国物語みたいのとか。十二国記とか。
 舞台自体が異世界のおはなしは、読者として主体が「異世界に行く」わけで、ちょっと違うのかな。現代人として感情移入しつつ異世界に飛びたい、んだろうな、多分。
 
 【此処ではない何処か】は物語好きの人間にとって永遠の夢と思うです。

2013/12/26  | trackback(0) | comment(0)


095:樹 より

記念樹と言い張るのならそれも良しふたり見上げましょうか鉄塔
中村成志 (はいほー通信 短歌編)

 東京タワーだって鉄塔だもんね。
 自分たちで植えたものじゃないとしても(樹でもないが^^;)、ふたりの思い出ということなら、「それも良し」。

 主体は、そんな彼女(多分^^;)を愛しく思っているんだろう。
 一緒に見上げてくれる主体だから、彼女も言い張ったんだろう。

 ん~、ラブラブってことね。

2013/12/26  | trackback(0) | comment(0)


094:担 より

不幸せ担当として育てられたはずだったのにあなたも泣くの
ゆら (ことのはじっこ)

 「不幸せ担当」、なんて惨めな。
 と、自覚した瞬間に泣くに決まっている。
 もちろん、喩えなんだろうが、決められた担当だから感情を抑えられる、というものでもないと思う。
 というか、「不幸せ担当として育てられ」る間にさまざまなものが降り積もっていくんじゃないか。飽和したら涙がこぼれるだろう、やっぱり。

 泣かないように「不幸せ担当」にしたのかもしれないが、多分に見当違いだったのだと思う。

2013/12/26  | trackback(0) | comment(2)


093:条件 より

条件は特にないけどなんとなく貴方じゃないと言われて三十路
出雲もこみ (うたた、ね)

 なんと!「童」の歌とお題をまたいでコラボしているようだ。
 このね、「なんとなく」が曲者よ^^;
 「条件は特にない」ならオレでもいいじゃん、と主体は声を大にしていいたいだろう。
 それこそ「なんとなく」付き合っているうち二十代も終わり、そろそろ結婚どうよ、といざ切り出したらこう言われた、ということなのかな。第一印象では、この彼女だけじゃなく、これまでにも「なんとなく」断られたことが何度かあるのかと思ったんだけど。主体は、そういう、悪い人じゃないが決め手に欠ける(おぃ^^;)人なのかなぁと。
 
 いずれにしても、フラレて三十路に変わりなし。
 ま、今どき30歳で晩婚とは言わないのでね、焦る必要はありません。

2013/12/25  | trackback(0) | comment(0)


092:童 より

もしここが童話の世界だとしてもぼくのキスでは目覚めないんだろ
山本左足 (砂上楼閣)

 うはー、これ、やってみないと分かんないよとは決して言えないシチュエーション。
 主体は分かっているからね。
 そして、相手からも絶対そう言ってもらえないシチュエーション。
 
 多分そのとおりなんだろう。
 捨て鉢とか投げやりとか、そういうことでなく、主体はシビアに自分の立ち位置を理解している。
 と、そうはいっても、ちょっと拗ねたふりしてみました、という感じ。
 というか、主体にとっても、相手の女子は運命のお姫様じゃないってことかな。
 なんか、そんなドライな感じを受けた。

2013/12/25  | trackback(0) | comment(0)


091:締 より

靴ひもを締め直したらもう一度つまずく前から始めればいい
五十嵐きよみ (111.31KV620日記)

 そう、転んだら起き上がればいい。
 「靴ひもを締め直したら」という仕切り直しが、いいなと思う。最近は紐靴を履く人が減ったみたいで、よけいに。

 これからは、解けないようしっかり結びませう。

2013/12/21  | trackback(0) | comment(0)


090:舌 より

麻雀の牌かろやかに舞い降りて 天気を語る二枚目の舌
青山みのり (わざとじゃないもん!)

 ふふ、テンパイか。
 麻雀放浪記の積み込み天和を思い出した。
 「二枚目の舌」と言うからには、主体には相手の天気の話題が空々しいと分かっているわけだ。
 さて、何を切るかよーく考えよう。

2013/12/21  | trackback(0) | comment(0)


089:喪 より

喪服から数珠と喪章を取り出して替りにしめる白いネクタイ
南野耕平 (ボクといっしょに走りま専科)

 この味気ない現実感。
 色気ないというか世知辛いというか。とはいえ、フォーマルなんてひとつを使いまわすのが常識、特に男性は、ということで、これから出かけるのがお目出度い方なので頂きます。
 
 とはいえ、「数珠と喪章」が入ったままだったということは、クリーニングに出さなかったのか?葬式の後なのに?
 ううむ、クリーニングにも出さないほどついこの間、という読みは無理があるよね。結婚式は予定が決まっているから、葬式が突然来たら、慌ててクリーニングに出すだろう、普通。縁起でもない。
 
 ものすご~く適当な人、かな、主体は。使い回しのこの詠い方が、いかにもそんな感じ。
 まぁ、それほど気の乗らない人の結婚式ということなんだろう、多分。

2013/12/21  | trackback(0) | comment(0)


088:訂 より

折々の世相に合わせ妖怪の改訂版が出てくる夜道
久哲 (久哲の適当緑化計画。)

 あはは、「妖怪の改訂版」!
 「折々の世相に合わせ」ないと、怖がってもらえないのか。
 口裂け女だのトイレの花子さんだの、時代時代でいろいろあるもんねぇ。妖怪といえるかどうかは別として。まあ、のっぺらぼうが世相に合わせて口紅をベターっとぬったくったら口裂け女になった、と解釈することも可能か。

 「妖怪の改訂版」、怖いんだか怖くないんだか、そこら辺もよく分からなくて可笑しい!

2013/12/21  | trackback(0) | comment(0)


087:チャンス より

手のなかにチャンスは入っているだろうガッツポーズの指をほどけば
夏実麦太朗 (麦太朗の題詠短歌)

 なるほど。
 チャンスの神様の前髪を思い浮かべる時、捕まえることばかり考えるが、思わず「ガッツポーズ」が出た時に「手のなかに」入っているのがチャンスの神様の前髪というものなのだ。
 うん、なぜ前髪だけか、というその謂れから考えても、そういうことなのよね。

 「ガッツポーズの指をほどけば」というのが、分かっているつもりで意外と意表だった。

2013/12/18  | trackback(0) | comment(0)


086:片 より

酒瓶の欠片が寄越す朝日避け眠たい路地で留守電を聞く
吾妻誠一 (コンクリート畦道)

 うわー、やさぐれ~!!(なのか?
 「欠片」だから、空の酒瓶が転がってるわけじゃなく、ケンカか何かしてぶつけて割った欠片、ということだろう、そんな路地で朝日が差すのを疎ましく思っているんだから、ヤサグレみたいなもんよね。
 でも、そんな状態で「留守電を聞く」、どうもヤサグレっぽくないなぁ。 
 なんか、真面目なお人好しが、チンピラに絡まれてのされた、っぽい。

 約束をすっぽかす羽目になっちゃって――というありがちなシチュエーションかしらん。
 なんにしろ、一度、ヤサに戻って寝るなり風呂はいるなりして、スッキリしてから出なおしたほうがよさそうである。大怪我してないことを祈るです。

2013/12/18  | trackback(0) | comment(0)


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