らくだはお気楽
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100:福 より

幸福は重さの単位ほしいのは45キロ分だけでいい
牛 隆佑 (消燈グレゴリー)

 欲がないねぇ。そう、分相応をわきまえていれば中毒にはなりません。
 
 幸福が重さの単位とは思わなんだなぁ。
 いや、そこは、微妙に賛同しかねるが、欲しい分量を表すために重さを出すというのが、そこはかとなく哀しい。
 容量といえば体積のイメージだけど、さすがに幸福5リットルってのは変だしね。重さの方がまだしもピンと来る。
 ただ、幸せの量り売り(いや、売ってるわけじゃないですが^^;)ってのも、ビミョーではある。ヘラですくって「オマケしとくよ」とかオバチャンに言われたりして。(え


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2012/07/18  | trackback(0) | comment(0)


099:イコール より

イコールで結んだときに消えてゆく多少の差異の行方を思う
龍庵 (ぶらつくらずべりい)

宇宙ってどうなってるの? イコールの先どこまでも連なれる3…
bubbles-goto (DRIBBLe HoUR)  

 久々のコラボ。
 
 イコールの左右が必ずしも等しくない、ということを私たちは知っている。
 「多少の差異」は割り切れずに続く3の果てにいつか出てくるかもしれないが、研究者でもない限り誰も気にしない。
 宇宙の果てを誰も知らないように、「多少の差異」そのものさえ実は知らないとも言える。
 
 ニュートリノが光速を超えた、というのは計測ミスだったが、一億分の6秒という数値を最初聞いたときの気持ちは、なんとなくこのふたつの歌に通じるものがある。
 あと、最近ではうるう秒ね。

2012/07/11  | trackback(0) | comment(0)


098:腕 より

抱き枕を腕枕して寝てました 布団から出るまでが夢です
古屋賢一 (燦獣イチオン)

 ということは、夢から覚めたくないから布団から出ない、といういいわけだな。
 腕枕した抱き枕はもちろん、妄想の夢の相手なわけで。
 目が覚めても、ちょっと今の夢、浸っていたいわぁということは、なくもない。覚えていれば、ね。大概忘れちゃうから。
 そして、もう一度いまの夢の続き!っても絶対見られないのよねん。それが夢。
 だから、布団から出ないで、自分で続きを作るのだ。

 「布団から出るまでが夢です」という、なんというか、とぼけ方がいい。
 家に帰るまでが遠足、っていうのをふと思い出した。ぜんぜん違うけど^^;


2012/07/11  | trackback(0) | comment(0)


097:換 より

年二回タイヤ交換するときに細いジャッキのパワーに惚れる
夏実麦太朗 (麦太朗の題詠短歌)

 たまにしか出番がないが、ないと困るお道具のありがたみ。
 「パワーに惚れる」がいい。素直に道具を讃えていて、ほっこりする。
 これって、多分全自動じゃなくてアップするのは人力だから、よけいありがたみを感じるのかも。
 
 なんにしろ、感謝の気持ちをちゃんと示すと道具も長持ちするものです。ものによっちゃあ、無事に100年長らえれば神になれることだし。(ほんとか?
 大事にしてあげてください。

2012/06/26  | trackback(0) | comment(2)


096:交差 より

見上げれば立体交差の道路あり 車は今日も空を飛べない
菅野さやか (あの夏飛行機が落ちるまでずっと)  

 そういえばそうだね。
 銀河鉄道999は宇宙を走るのに。(え
 SFアニメなんかでは、チューブの中をリニアモーター並の早さで飛ぶ車(?というか乗り物)とか、円盤にただ人が乗るだけでピューッと目的地へ行けたり。
 
 というようなことは21世紀になってもまだない。
 一般人が宇宙旅行に行くことは、何となく今世紀中にできそうだが(たしかどこかで売り出してなかったか?)、車が空を飛ぶのはいつのことだろう。
 
 まぁ……飛んだら飛んだで、いろんな問題が浮上しそうだけど、とりあえず、SFの中の一番手頃な未来っぽい事柄だから、実現したらおお!って気がするよね。
 
 もっと言うと、ほうきで空を飛べたらいいんだけどなぁ……。(それは魔法

2012/06/24  | trackback(0) | comment(0)


095:黒 より

輪転機回し疲れて真っ黒な両手で開けるカロリーメイト    
中村あけ海 (庶務課中村が承りました)

 お疲れ様です。
 社内報か、社員旅行案内か、それとも社内サークル活動の会報か。
 今どきは、会社にある印刷機もすっかり多色刷りになったが、一色刷りなら黒だろう。
 「輪転機回し疲れて」、これ、うんざりするほど印刷させられた経験がある人でないと実感出来ないと思うけど、疲れるんですよ、ホント。用紙のセットは手動だからね。紙は重いしね。
 
 私の場合、会社の印刷機を輪転機とは言わないので、最初ピンとこなかったんだけど、版下を貼りつけたドラムが回転して印刷するしくみなんだから、輪転機には違いない。
 単に呼び方の違い、と受け取った。
 庶務課がやってるんだから、新聞社の輪転機じゃないだろうし。
 (世代的には、手が真っ黒というのは遠い昔のガリ版刷りを思い出す)

 真っ黒な両手で出来上がった紙をさわると汚れるから、気をつけないといけないんだけど、「回し疲れ」る頃にはどーでもええわ、という気になるだろうなぁ。
 その黒い手で開けるカロリーメイト。鮮やかな山吹色のあの箱がまざまざと浮かぶ。
 
 私もカロリーメイト大好き。お気に入りはフルーツです♪

2012/06/04  | trackback(0) | comment(0)


094:底 より

ためらひのごとき間をおき潰れゆくわが靴底の青き梅の実
梅田啓子 (今日のうた) 

 ちょうど季節であります。
 実を採取する用ではない成りっぱなしの梅は、ばらばら落っこちてます。
 
 青梅のちょっと固めで、でもさすがに人が踏めばつぶれる、というその感触を「ためらひのごとき間を」おくとはうまい言い方。
 一瞬、梅の上に自分が浮いたような感覚があるのよね。でもってぐにっとひしゃげて潰れるんだけど、そのあともまだ種があるし果肉も分厚いからぺったんこにはならなくて。
 
 踏んだことない人もいるかもしれないが、一度でも体験していれば、なんともいえないあの感触が足の裏によみがえるんじゃないだろうか。
 
 今年は梅酒漬けようかな……てなことを、ふと、思ったりした。

2012/05/31  | trackback(0) | comment(2)


093:全部 より

庶務課でも全部は把握してませんゴキブリホイホイの置き場所なんて
中村あけ海 (庶務課中村が承りました)

やだー、把握できないくらいたくさんゴキブリホイホイを設置しないといけない会社なんて~!!

えー……^^;
お気楽堂好みの中村さんの歌なのに、アースジェットに引き続きまたもゴキブリの歌とは……
いや、他意はありません、決して。

で、お詫びと言ってはなんですが宣伝を少し。
見やすく分かりやすくおもしろい、ナイスな出来栄えであります。

庶務課中村が承りました・改

2012/05/27  | trackback(0) | comment(0)


092:烈 より

烈しさを見送り秋の机には白紙のままの手紙がのこる
ひぐらしひなつ (エデンの廃園)

 夏の「烈しさを見送り」迎えた秋、この時点では、まだ穏やかとはいえない気がする。
 「白紙のままの手紙」とは「烈しさ」の後の空虚を表しているのだと思う。
 「手紙がのこる」ということは、秋になって書こうとしたものではなく、まだ「烈しさ」(=夏)の中にいる時に書こうとして書かないまま、あるいは書けないまま、終わりが来てしまったのだ。
 
 やっぱり恋の終わり、かな。
 夏から秋へと移る季節のイメージとしてはありふれているが、だからこそ誰もが何となく分かる感覚なのかもしれない。

2012/04/23  | trackback(0) | comment(0)


091:旅 より

小説のなかに出てくる旅びとの三度の飯のことが気になる
夏実麦太朗 (麦太朗の題詠短歌)

 ふふふ、そう、優れた作家は食べるシーンを適度に織り込むものです。しかも美味しそうなのです。
 鬼平なんて、食べ物で何冊も本が出ているくらいだし。
 最近読み返した「精霊の守り人」シリーズでは、まさに主人公バルサは「旅人」で、いろんな国のいろんな食べ物と食事風景が出てくる。戦うバルサは三度々々食べられるわけじゃないあたりも、ほどよいタイミングで食事にありつくという、作家の腕が偲ばれる物語。

 小説でもミステリーなんかだと、謎解きが楽しみな時は食事なんてどうでもいい、と私なぞは思ってしまうので、「気になる」場合と気にならない場合がある、のかなぁ。
 多分、人物像をどれだけ生身の人間として読みたいか、ということなんだと思う。
 この歌では、「旅びと」だから日常としての食卓から離れているわけで、時間の流れも非日常だとまたいろいろ想像してしまうもので、そういう意味でも「気になる」んじゃなかろうか。どの程度重要な人物かにもよるので一概には言えないが、この歌の「気になる」は、すごく感情移入して心配している、というよりは、どうしてんだろう?くらいの軽い疑問、という感じがする。

 で、「飯のことが気になる」といえば。
 いっときマイブームだった「24」など最たるもの^^;
 ジャック・バウアーはいつ食べてるんだ、というか、いつ寝てるんだ、いや、寝てないとしてもいつトイレ行ってんだ、というような話で大笑いした覚えがある。(だいたいあの携帯はなんで電池切れしないんだ!)
 まぁ、あのドラマは、話の先をドンドン知りたいジェットコースタードラマだから、ジャックがのんきに飯なんか食ってたら逆にヒンシュクものではある。(だから、カロリーメイトが提供CMだったのよねん)

 ……あ、またあさっての方向に……(そればっか^^;

2012/04/17  | trackback(0) | comment(2)


090:恐怖 より

見なければないことになるわけじゃない 恐怖と名づけるほどでなくても
青野ことり (こ と り ご と )
 
 目をそらせばなくなってくれるなら、人生楽なもんである。
 世の中そんなに甘くない。
 
 「見なければないことになるわけじゃない」と言う時点で、見えてしまっているのだから、「見なければ」というのは無理な話。この心理は、「見なかったことにしたい」ということだ。もちろんないことにはならないけど、なるべく傷つかないようにする一種の防御本能というか。
 対人関係、金銭問題、健康問題、さまざまあるが、一度や二度は、こういう心理を経験しているもんです。
 
 と、ここまで書いてきて、もうひとつ思い浮かんじゃった……
 …………ワタクシの天敵、黒くて薄くて早くてヒゲが長くて……うえ~~~~!!!!!
 これも、「見なければないことになるわけじゃない」ところが悲しくも可笑しい。
 (この場合、私にとってはもはや恐怖ですが^^;)
 ……ただね、見えなければないことに「する」ことはできるのよ、個人の自由なのでね。(おぃ^^;
 だから、私のいるところには出て来るなっ!!
 
 ……なんか、あさっての方向に……どうもスミマセン^^;

追記 4/15 (黒いのにそれた後で、しかも作者ご本人のコメントを頂いた後でナンですが……^^;)

 「見なければないことになるわけじゃない」の読み方が浅かった。
 「ないことになる」なら見なかったことにしたいけど、そうはいかないからには、立ち向かわなければいけない。ここは、怖いけど逃げない、という主体の意思表明なのだ。

 ちゃんと咀嚼してから文章にしないといけませんね。反省。

2012/04/15  | trackback(0) | comment(2)


089:泡 より

グルグルと泡にまみれて廻ってる 戦い終えた今日のYシャツ
わだたかし (ファミレス短歌)

 今日も一日お疲れ様!
 ドリンク剤のCMみたいだが、「戦い終えた」シャツとそれを着ていた人には、そう言ってねぎらってあげたい。しかも、帰ってきてすぐ、ちゃんと洗濯するなんて偉いじゃないの。
 シャツを着ていた人は風呂入ってビールでも飲んでTV等見ている向こうで、洗濯機が一人ゴーゴー回っている。
 あるいは、ものすごく疲れて帰ってきて、洗濯機を回したのはいいが蓋も閉めずにぼーっと回る洗濯物を見ている、そんな放心状態とも読める。
 まぁ、今どきは全自動だろうし、寝ちゃったってちゃんと洗い終わるから大丈夫。
 ゆっくり休んで、また明日がんばってね。
 おやすみなさい。
 (まさか、すぐ干さないと明日着るものがないとか言わないでね^^;)

2012/04/01  | trackback(0) | comment(0)


088:マニキュア より

マニキュアを乾かすために起きている 電話を待っているのではなく
tafots (1年で1000首をつくる)   (現在: 許せないなら許さなくていい

 同じ内容の歌がけっこうあったが、淡々としていて、でもミエミエの、そこが切ないこの歌を一首選に。
 
 「電話を待っているのではなく」とまで言ってしまえば、読む者には丸見え。
 まぁ、主体も分かっていて、自分を納得させるための言い訳というところか。
 
 来ない電話。
 とっくに乾いてしまったマニキュア。
 
 きっと、気が済むまで重ね塗りするんだろう。
 


2012/03/27  | trackback(0) | comment(2)


087:麗 より

本名を思い出せない同窓会 お蝶夫人は竜崎麗香
振戸りく (夢のまた夢)  (現在: 夢のまた夢

 「エースをねらえ!」が青春ドンピシャの世代なら、この下の句に思わず釣られてしまう。
 ええ、お蘭は緑川蘭子です。(聞いてない
 
 主体は、「本名を思い出せない」相手を忘れているわけではない。顔を見れば浮かぶのはあだ名なのだ。
 この場合どうなんだろう?
 すごく仲良くて常にあだ名で呼んでいたとしても、すごく仲良しだったら名前が思い出せないってことはない、気がする。だから、あだ名だけ浮かんで本名が出てこないのは、あまり仲良しでもなく、しかもそのあだ名は見た目とか性格とか癖とか、当人にとってあまりうれしくないことにちなんだもの、じゃなかろうか。
 ン十年も経つと名前どころか顔を見ても、こんな人いたか?ということもありうるところ、ともかく顔とあだ名は一致するだけ、認知されていたということでましなのか?

 で、お蝶夫人である。
 話に花が咲く中、マンガの話になる。主体の周りではきっと、お蝶夫人と言って分からない人はいないのだ。そして多分、ほとんどがお蝶夫人の本名も即答できるのだろう。
 そんな話をしながら、この人なんて名前だったっけ?と考え続ける主体。
 
 「エースをねらえ!」の中でも、お蝶夫人はずっとお蝶夫人で、名前で呼ぶのは父親だけだったなぁ。
 待てよ。この歌の相手も、たとえばテニス部のキャプテンかなんかで、ついたあだ名が「お蝶夫人」なんじゃないのか? でもって一生懸命思い出そうとしても「お蝶夫人は竜崎麗香」。
 そんな読みだとちょっと笑える。
 どころか、下の句の効き目が全然違ってきて、かなり面白い。
 まぁ、自他共に「お蝶夫人」で恥ずかしくない高校生なんてそうそういないとは思うけど^^;
 ……いや、仲間内の冗談としてならありうるな。省略して「お蝶」になっちゃえば本人もあんまり恥ずかしくないかもしれん。

2012/03/25  | trackback(0) | comment(0)


086:水たまり より

にわか雨上がりし道の水たまり 歩みにつれて雲の流れる
西中眞二郎 (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)

 アスファルトの道路ばかりになって水たまりもなかなか出来なくなったが、まぁそこは想像をたくましくして。
 まだまだ明るいうちに雨が上がって、水たまりに空と雲が映る。「歩みにつれて雲の流れる」のは足元に映る景色だ。
 こんな時って辺りがものすごく明るく見えるんだよね。水面が空を映す鏡になっているんだから当然か。雨上がりのあとの青空と雲の混ざった空がとても明るく映る。
 
 イメージがくっきり浮かぶんだから、昔見たはずだよなぁ、と思いつつ、短歌を作る段になると一向に浮かんでこないのが情けない。まぁ、浮かんだとしても、この歌のように衒いなくさらりと歌ってはじめて成功する質のものだから、そう簡単には作れません。

2012/03/25  | trackback(0) | comment(0)


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