086:メイド より
水須ゆき子 (ぽっぽぶろぐ)
メイドは難しかった〜。
さて、その中でこの一首。
「産み損なった子」というただならぬ言葉に最初はぎょっとしたが、骨で作るったらイヴよねぇ。又の名を(笑)アダムの肋骨。イヴの末裔としての人間は神から見たら「産み損なった子」と言えなくもない。
「たしかそのへんにいたんだが」っていう不安定な終り方がまた、出来損ない感が出ていてなんとも。骨製のダメ人間が、自分勝手にあっち行ったりこっち行ったりして、地球にはびこって来たってことか。
なーんて、聖書も読んだことない分際で語っちゃいけません、たはは^^;
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2008/04/13 Sun | edit? | trackback(0) | comment(0)
085:富 より
富田林薫 ( カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』 )
いつもオモシロ短歌で楽しませてくれるカツオさんですが、このように、きっちり詩人でもあるのである。
この歌からは、画家というものは富とは無縁のもの(であってほしい)、というように感じられる。私も少なからずそう思うが、本当にいいものはやはり評価されてほしいとも思うので、この人には、ぜひ、売れない画家になってほしい(えっ。 ←かつを。風(何。
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2008/04/03 Thu | edit? | trackback(0) | comment(0)
084:世紀 より
振戸りく (夢のまた夢)
すごいな。
せいぜい考えても22世紀がやっとなのに、28世紀とは。
超能力を持ったとして、それがいいのか悪いのか、21世紀の今は分からない。だいたい、今考えている超能力は、その頃「超」でなくなっているかも知れん。
で、「ほとんど」に含まれない人はどんな人でどう生きているんだろう。やっぱり迫害されたりするのかしらん?
あら、そんなブラックな歌じゃないよねぇ、失礼しました。
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2008/03/27 Thu | edit? | trackback(0) | comment(2)
083:拝 より
星桔梗 (風船がわれるまで)
これは多分、心の中で呟いている歌だろう。
だから、大声で罵ったり喧嘩するほど険悪ではないのだろう。
でも、長年のあいだに、少しずつ小さな不満は積み重なっているのだろう。
夫婦間の倦怠を表す時によく、「釣った魚に餌はやらない」という言い方をするが、傍から見ればお互い様なことが多い。だから、この主体も、別に離婚とか言い出すつもりなどなく、ただちょっと、ぞんざいに扱われがちな現状に嫌味を言ってみたかったのだろう。
嫌味を言うにもこれくらいのユーモアを込められたら、いいなぁ。
「手に入れた」ものが自分ではない、何か「物」であると読むのはおもしろくないのでしなかった。(えらそー^^;)
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2008/03/27 Thu | edit? | trackback(0) | comment(0)
082:整 より
ケビン・スタイン (In Other Words・別の言葉で)
「君」が、本なんてぜんぜん読まない人だから、ただ見た目でそろえただけだとしたら、整理した本人でも「坊ちゃん」の位置は分からないんじゃなかろうか。
でも、もしかしたらものすごく記憶力のいい人で、適当に置いてあるようで全部把握しているのかもしれない。この場合、他の人が勝手に触ると異常に腹を立てる可能性があるので、「君しか知らぬ」というのが切実になる。
まぁそれほど「坊ちゃん」を読みたがっているようには思えないし、日常のちょっとした話なんだけど、なんか意表を突かれた歌だった。
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2008/03/10 Mon | edit? | trackback(0) | comment(2)
081:硝子 より
内田誠 (その言葉の行方)
「やわらかいのは世界の方だ」――剛速球のストライク。うん、変化球じゃない。
世界の方が傷ついてしまうというのはすごいな。「体内で砕いた硝子」というのは、自分の中で壊れた何か(心とか?)というより、爆発するように飛び出した言葉、という気がした。鋭い言葉はよくナイフに喩えられるが、砕いた硝子の方が純粋な感じがする。砕かないまま、すべすべした硝子の形で出せれば美しいと分かっているのに、砕いてしまう、あるいは出そうとすると砕けてしまう、そんな風に読んだ。
したり顔で「素直じゃないんだから」などと言ってはいけない。真っ正直だからこそなのだ。
世知辛い大人になってしまったら絶対詠めない歌だなぁ。
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2008/03/05 Wed | edit? | trackback(0) | comment(2)
080:響 より
青野ことり ( こ と り の ( 目 ) )
しあわせな子供時代にはかかせない「おかえりなさい」。ただいまと言えばおかえりと迎えてくれる家族、主に母親の存在は、持っているものにとっては当たり前のもので、持っていないものにとっては、心が病むほど欲してやまないものではなかろうか。
友達は皆、母親に呼ばれて帰っていくのに、自分を迎えに来る人はいない、ひとりぼっちの子供。小説、映画、漫画などで、主人公の幼少期としてよく描かれるシーンである。ひとりぼっちだったからといって、道を外れるわけではないが、当たり前だった子供とは違う性格が形成されるのではないかと思う。
はたしてこの歌は、どっちの目線の歌だろうか。
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2008/02/28 Thu | edit? | trackback(0) | comment(0)
079:芽 より
みち。 (虹色アドレナリン。 )
実はそうなのだ。みんなそうなのだ、多分。
もっとか弱い存在だったら守ってもらえたかもしれないのに、とか、あの人がいなくなったら生きていられない、といった類のヒロイン願望はまぁ経験がある。でも、たいがいそんなに弱っちくないのよね。実際、動物としても一日二日は飲まず食わずだって生きていられるし。
それでも、心にぽっかり穴が開いたのは間違いない、耐えられるからといって辛くないわけではないのだから。
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2008/02/18 Mon | edit? | trackback(0) | comment(0)
078:予想 より
富田林薫 (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』 )
お気楽選歌、数は少ないないながら私の好き度の高い歌ばかりで、一首選にヒジョーに迷ったが、最終的にイスカンダルの魔力に負けました。子供の頃のテレビ放映は再放送ながら、オールナイトニッポンで特番のラジオドラマを聴いた世代としては、イスカンダルは聖地である。(おおげさ^^;)
もちろん、おもしろ失恋歌と読むのが普通なんだろうが、富田林さんの「くちびる」の歌が
早朝に滝に打たれて手にいれた沢尻エリカの赤いくちびるなだけに、せっかく手に入れた沢尻エリカのくちびるがよりにもよってイスカンダルを目指すとは!と読むのもありかも。私はとにかく、でっかいくちびるがスターウォーズのテロップのように宇宙の彼方へ遠ざかるイメージが浮かんでしまい、おかしくてしょうがなかった。こんなおばかな読みも、カツオさんなら笑って許してくれるだろう。(たぶん^^;)
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2008/02/17 Sun | edit? | trackback(0) | comment(4)
077:針 より
花夢 (花夢)
情景も韻律もとても美しい。
泣きたい夜の心理は不思議なもので、何かに泣かせてもらいたいと思うときがあるのだ。夜は申し分なく美しく、レコードも今夜にふさわしいものを選んだ。なのに聴けない。泣きたいのに。
かなり、逸脱した読みかもしれない。でも、すごく共感した。
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2008/02/16 Sat | edit? | trackback(0) | comment(4)
076:あくび より
ワンコ山田 (歩道を走る自転車のこども)
このお題も楽ではなかった。あくびが歌の中で不自然でない歌が少なかったように思う。
そんな中で、ワンコ山田さんのこの歌は、お題がごく自然に詠み込まれていて、しかも、ある程度歳くった者にはじーんとくるものがある。胸の奥の小さい傷がかすかに疼く感じとでも言えばいいのか。諦めきれないけど思い切れない、そんな中途半端さをどうもできず、時間だけ過ぎていく。「犬のあくび」には、情けなさと焦燥が少し感じられる。
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2008/02/16 Sat | edit? | trackback(0) | comment(5)
075:打 より
謎彦 (ジャポン玉)
時代劇あれこれ見ていても、そこはあまり意識しないで聞き流してしまう。御奉行様が極悪人に言い放つ決めゼリフは「市中引き廻しの上、磔獄門」。
以下、ウィキペディアより
死罪(しざい) 江戸時代に庶民に科されていた6種類ある死刑のうちの一つで、斬首により命を絶ち、死骸を試し斬りにする斬首刑の刑罰のこと。付加刑として財産が没収され、死体の埋葬や弔いも許されなかった。罪状が重い場合は市中引き回しが付加されることもあった。
獄門(ごくもん) 江戸時代に庶民に科されていた6種類の死刑の一つで、斬首刑の後、死体を試し斬りにし、刎ねた首を台に載せて3日間(2晩)見せしめとして晒しものにする公開処刑の刑罰。
つまり、獄門にはもれなく打ち首がついてくるわけです。(不謹慎^^;)
てなことは脇へおいといて。
姪がいくつか、ハーフなのかクォーターなのか、外国在住なのか帰国子女なのか、とにかく「Terrible……!」である。英語で対比させるにしても、その単語の選択のなんと巧みなこと。
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2008/02/12 Tue | edit? | trackback(0) | comment(0)
074:水晶 より
新藤伊織 (月が堕ちるころ)
水晶を売っているサイトによると、水晶の効能は凄いらしい。愛情運でも金運でもとにかくプラス面ばっかり。すごいぞ、水晶。
後戻りできないからには前へ進むしかなく、それにはかなりの勇気が必要で、そのためには水晶のパワーさえも頼りにしてしまう、そんな自分の心理状態を不名誉と恥じる。でも、不名誉よりもパワーをとったわけである。よーく分かる。
水晶には占いという一面もあるが、多分そっちじゃないと思う。(いや、私の勝手な読みですが^^;)
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2008/02/12 Tue | edit? | trackback(0) | comment(0)
073:トランプ より
びっきい (チョキで殴るぞ!)
このお題は具体的でかつ比喩に向かないようで、お気楽選歌もばっさばっさと切って捨ててしまった。そんななかでの一首選はやっぱりぷぷっと笑っちゃう歌。
一つだけ絵柄が大きいスペードのエースのようにデカい態度、顰蹙ものですな。だが、なんたってスペードのエースだから、ポーカーなんかでは強いんである。自分の位が一等強いという自覚があるからこそ態度もデカくなる。ただ、この歌からは、それでもさほど嫌われているわけじゃない雰囲気がうかがえたので、楽しい歌として読ませていただきました。
なお、ぴっきいさんのブログに行ったらおもしろ歌がてんこもりでうれしくなった。こういう才のあるひとが羨ましい。
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2008/02/12 Tue | edit? | trackback(0) | comment(0)
072:箱 より
原田 町 (カトレア日記)
それを言っちゃあおしまいよ、てなもんですが、まぁそう言えなくもない。なんて言ったら函館の人が怒るかな。私はまだ五稜郭には行ったことがないが、数年前に新聞で見た桜満開の五稜郭の空撮写真が忘れられない。あのお星様の形は高いところからでないと見えないよねぇ。でもいつか行ってみたい。できれば桜の季節に。
それにしても池田屋跡はパチンコ屋だし、試衛館跡はコインパーキングだそうで。日野は「新撰組のふるさと」として頑張ってる方かも。といっても、生家にしろ本陣にしろ、残っていればこそではある。
このお題は、結構好きな歌が多かったので一首選に迷ったが、そこはそれ、新撰組ミーハーとしては歳さんの名前が出てきたら素通りできません^^;
しかし「箱館」を思いつかなかったとは不覚……
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2008/02/11 Mon | edit? | trackback(0) | comment(0)
